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【夫人をキャディに日本での初優勝を狙うバリー・レーン】 |
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第3日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi / Akihiro Ueda |
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室田と同組でラウンドしたバリー・レーンは、堂々と渡り合った。ショットが冴える。前日は「全てのショットがフックしてしまってスコアメイクに苦労した」と、ホールアウト後にドライビングレンジへと駆け込んだものだった。そこで気がついたのは、左グリップの強さだったという。「グリッププレッシャーが強くなりすぎて、テイクバックでスウィングプレーンにクラブヘッドをうまく乗せられなかったんだ」。
そこを修正できたことで、ショットコントロールも取り戻せた。4番で第2打を60センチにつけ、6番(パー4)ではユーティリティークラブを使ってのティーショットをフェアウェイに運んだ後、9番アイアンの第2打を直接カップインさ
せるイーグルを奪う。室田がパッティングでスコアを伸ばしたのに対して、レーンはショットでスコアを伸ばしていった。
本選手権ではカミラ夫人がキャディを務めている。ドライビングレンジでの練習中もレーンのアドレスの向き、打ち出す方向をチェックし、足元にクラブを置いて指示したりもしている。夫人は、ゴルフの腕前も相当なものなのか。聞いてみると「いや、ワイフはゴルフをやらないんだ」。でも、全幅の信頼を寄せているという。「とにかく、グリーンの形状をつかみ、覚えることとか、どこを狙っていけばいいかとか、正しい方向にセットアップできているかとか、パッティングのライン読みと設定などに素晴らしい能力を持っている。それに、どんなときも全力で楽しもうとしているから、私もそれに引き込まれてラウンドを楽しめる。だから、この世で一番のサポーターだよ」。
最終18番でもユーティリティークラブでのティーショットの後、9番アイアンの第2打をあわや…6番ホールの再現かと思わせるピンそばにつけるバーディで締めくくったレーンは、室田に3打差の3位でホールアウトした。最高のサポーターとの二人三脚。レーンは侮りがたい存在として浮上している。
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