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JGA HOME
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【日本一の女子ゴルファーを決する戦いが、いよいよ明日開幕】 |
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大会前
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競技報告:JGA 写真:G.KOBAYASHI |
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2014年度第47回日本女子オープンゴルフ選手権が明日2日、いよいよ開幕する。
指定練習日となった1日には、会場の琵琶湖カントリー倶楽部・栗東/三上コースで出場選手が最後の調整を行った。
ディフェンディングチャンピオンで通算3度目の優勝の期待がかかる宮里美香は、既に3.5ラウンドをプレー。今日は9ホールの軽めの調整で終えた。「ディフェンディングチャンピオンとして大会を迎えるのは2回目になるので、いたって平常心でいます」と、本選手権史上2人目の大会連覇にも気負いは見られない。コースの印象も「例年に比べて、フェアウェイも狭く印象はありません。でも、バンカーの砂を入れ替えたりしているみたいな
ので、サンドセーブとか難しいかな」と、悪くはない。ただし、「グリーンが小さいのと、上からの傾斜が強いので、斜めとか左とか右とかのラインが上からのパットより難しいと思います。グリーン周りのラフもあって、アプローチも難しくしていると感じました」と、ショートゲームの出来が優勝を左右すると予想した。今季、宮里はUSLPGAツアーで苦戦が続いている。「シード争いとか今まで考えたことは無くて…そうなったのは残念ですが、それ以上にこれを乗り越えなければいけないと思います」と現在の逆境も今後の糧にするつもりだ。来年、再びアメリカでの活躍を期すためにも、得意の日本女子オープンで復活の狼煙を上げたいところだ。
現在、賞金ランキングトップを走るのが今季3勝のイ・ボミ。昨年の日本女子プロゴルフ選手権を制しメジャーホルダーの仲間入りを果たしたイが、日本女子オープン初優勝を狙う。しかし、イは風邪を引いたと体調は万全ではないとこぼす。「体の調子も良くないですし、セッティングも難しい…ショットの調子もまぁまぁですが、今週はもっと難しいと思います」と、表情は曇りがち。女子プロゴルフ選手権最中に最愛の父を亡くし、悲しみも十分に癒えたとは言えない厳しい状況だが、「気持ちは本当に頑張りたいです」と気丈に話す。先週の女子プロツアー競技で2勝目を挙げた酒井美紀や申ジエ、成田美寿々と賞金ランキングトップの争いも混沌としているが、「最後まで誰が賞金女王になるかはわからないけれど、私にもチャンスがあると思うので、この試合は大事。頑張りたい」と亡き父が残してくれた「賞金女王を目指しなさい」という言葉を胸に、ナショナルオープンに臨む。
日本選手で注目を集めるのが今年メジャー第1戦で逆転勝利を挙げるなど今シーズン3勝を挙げている成田美寿々。成田もまた、今年のコースセッティングは「フェアウェイも広くて、ラフもそこまでない」と感じている一方、グリーンに手を焼きそうだと話す。それでも、「ショットの調子はいいです」と、「毎日1つずつ。4アンダーパーで優勝争いが出来ると思います。4日間で6アンダーパーまでいったら上出来かな」と、本選手権初優勝への目標スコアを予想する。先の日本女子プロゴルフ選手権では、惜しくも2位に終わり「あの時に2位だったというのは強いですね。日本女子オープンは取ってやろうと思っています。気持ち高まっています」と、メジャーへの強い気持ちを吐露する。オリンピック出場を目標に、シーズン前に厳しいトレーニングを重ねて迎えた今季は、初めて日本で開催された全米女子オープン最終予選をトップで通過し、本選出場を果たしたほか、上述の通り、3勝を挙げ、現時点の賞金ランキングで日本選手トップの4位につけている成田。この勢いのまま、予想通りのスコアで本選手権初優勝がなるか、注目だ。
出場選手が108名から120名に増えた日本女子オープンゴルフ選手権。30名のアマチュア選手が出場するが、これは2000年以降では、最多となる。女子アマチュアゴルフ界の興隆が顕著になっているが、その中心にいるのが今年4月にLPGAツアー史上最年少優勝記録を更新した勝みなみ。日本女子オープンは2012年以来2度目の出場となるが、「緊張感は全然ないんです」と笑顔を見せる。今年は、クィーンシリキット、ネイバーズトロフィー、世界女子アマ、アジア競技大会とナショナルチームの中心選手として出場してきた勝は「日の丸を背負っていないということもありますし、プロが集まる試合で、私個人としてチャレンジできるということが楽しみです」と、日本代表としてのプレッシャーから解放されて、また違う自分を表現できそうな期待に胸を膨らませているようだ。会場の琵琶湖カントリー倶楽部をプレーするのは中学生時代以来になるそうだが、「グリーンとかラフが難しいです」と話す。中学生の時には、「ラフに入るとアイアンでしか打てませんでしたが、今回はユーティリティーでも打てる」と、武器とするティーショットのミスが出ても十分リカバリーできる手ごたえを感じている。今年の女子ゴルフ界で旋風を巻き起こしている勝が、この日本女子オープンでも話題を集めることができるだろうか。
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