無垢な心で放たれる1打は、
いつだって、新鮮で簡素な叙情を描き出す。
逃げもせず、妥協もせず、毅然とした勇気と決断が、
果てしのない迷路の中から光明を見いだしてくれる。
人は、わが道を走りつづけるために努力し
途方もない時間を費やす。
失敗を恐れるな。挑戦の心を忘れるな。
漲るエネルギーも、気力も、その出口を冷静に見極めてこそ、
効果を発揮するのだ。
喜びや涙の数だけ、感動を味わえる。
前へ……さらに前向きの1打を放てば、
たっぷりと太陽の温もりを味わえる喜びが、ありがたい。
いつもフェアウェイの女神であれ!
女子ツアーに吹き荒れたアマチュア旋風
日本女子ツアーのシーズン前半戦を振り返ったとき、話題の中心にはアマチュア選手がいた。第2戦のヨコハマタイヤPRGRレディスで1打差の3位タイになった森田遥が先鞭をつけた。
前年の日本女子アマチャンピオンで大会出場時女子アマランク2位の森田は、最終ホールまで優勝争いの真っただ中にいたが、1打及ばずに一ノ瀬優希、酒井美紀が演じることになったプレーオフに加われなかった。
4月のKKT杯バンテリンレディスでは、鹿児島高校1年生の勝みなみが、プロを押しのけて史上最年少での優勝を果たした。プロ転向を表明すれば、いきなりツアープロとしての生活が待っていたのだが、勝は「それ(プロ入り)は、高校を卒業してからのことで、それまではアマチュアのままゴルフを続けます」と、宣言してプロ入り騒動には至らなかった。
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