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【連覇に向けて宮里美香が5位タイの好位置につける】 |
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第1日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Y.WATANABE |
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米女子ツアー挑戦4年目の2014年シーズンは、決して満足のいく成績を残せなかった宮里美香。残念ながらベスト10入りした試合がなかった。いわば不振のシーズンではあるけれど、この日本女子オープンになると宮里はなぜかテンションもあがり、好成績を残す。
2010年に初優勝し、そして渡米。一気に開花した宮里のゴルフは、全米女子オープン5位になるなど世界へと羽ばたいた。そして昨年の本選手権でも優勝し、今年はディフェンディングチャンピオンとして第1ラウンドを迎えた。「私しか(連覇の)権利がない立場ですから、できれば獲りたいですよね」と練習日に語っていた。
「日本女子オープンになると、いつも調子が
上向きになりますよね?」と記者の質問に、宮里は「毎年、いろいろな違うコース(セッティングとレイアウト)でプレーできて、それがアメリカでの経験を存分に試すことができますから、それが楽しいのかも知れません」と語った。
世界基準のコースセッティングを目指して整備・準備している本選手権に宮里は、ワクワクした気分になれるのだろう。自分が努力して培った世界のテクニックや豊富な引き出しが存分に出せるというワクワク感なのかも知れない。とりわけそれは「ゲームマネージメントをきちんと駆使しないと克服できない」というセッティングでもある。それが好きだと言った。「コースのマネージメントさえしっかりと整えていれば……」上位に食い込める合格点が得られる。その上で、ショートゲームをどう処理できるか。パッティングのタッチをどう整えることができるのかが、優勝争いの条件になる。
「実は、今日もティーショットがぶれて、フェアウェイを外したのが4~5ホールかな、あったんですよ。でも外してもいいところで、しかもパーセーブできていましたから、うまくまとめられたのだと思います」と宮里は言った。けれども、前半を3バーディ・ノーボギーの33でターンした。後半の13番でバーディを獲った。「悔しいといえば、14番のボギー。カップに蹴られてパーセーブを逃したことですね」と振り返った。決して絶好調ではない。それでもスコアをまとめ、さらに3アンダーパーで首位の東浩子とは2打差の6位タイで第1ラウンドを終えるあたりが宮里の強さだろう。
「ティーショットは、私の悪い癖がでていましたね。悪いと右に行く傾向が出るんです。修正できると思います。この(インタビュー)のあと、それに取り組もうと思っています」。思えば、無我夢中の2010年の初優勝だったと思う。それから毎年、宮里のゴルフ技量の引き出しが増えて、さらに充実した経験を積んできた。宮里の言葉通り「私だけにしかない権利(連覇)」を達成するために最高のポジションでスタートを切った。
まだ第1ラウンドを終えたばかりだけれど、ちなみに連覇の記録は1976、77年と優勝した樋口久子以来、37年ぶりとなる!
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