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【注目の勝みなみと成田美寿々は、ともにイーブンパーの28位タイ】 |
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第1日
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競技報告:JGA 写真:Y.WATANABE |
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日本選手で特に注目を集めているのは、勝みなみと成田美寿々の2人だろう。
4月にLPGAツアーの史上最年少優勝記録を更新した勝。今季メジャー初戦を含め3勝を挙げて賞金ランキング4位につけている成田。ともに多くのギャラリーを引き連れてのラウンドとなったこの日は、イーブンパーの28位タイとなった。
日本代表というプレッシャーを背負いながら、世界女子アマチュアゴルフチーム選手権とアジア競技大会を戦い抜いて本選手権に臨んだ勝。蓄積した疲労はピークに達しているだろうが、「日の丸を背負わないで戦うこの試合は、少し楽かもしれません」と、気丈に話していた。それでも、ティーショットは持ち前の飛距離で同
組のイ・ボミと原江里菜を凌駕してみせた勝。しかし、勝自身が攻略のポイントに上げていたグリーン上で思うようなパットが出来ずに苦しんだ。前半は1バーディ・2ボギーの37。後半は12番でバーディを奪い、イーブンパーとしながら17番でボギーを叩いてしまう。しかし、ナショナルチームのエースとしての力を見せたのが最終18番。「1オーバーパーだったので、アンダーパーは無理でも、パープレーではホールアウトしたい」と、気持ちを込めて打った上りのフックラインをねじ込んで見せた。
勝は本来、攻めのプレーが身上だが、日本女子オープンのセッティングと大きくアンジュレーションが強いグリーンには、「奥より手前の方がパットを打てますし…」と、グリーン手前からという鉄則を守って、確実なプレーを心掛けた。我慢のゴルフはストレスもたまるものだが、それをほぐしてくれたのがキャディを務めた母の存在。「ボギーを打ってしまった後は、気持ちが沈むことがありますが、近くにいると声をかけてくれるので助かりました」と、感謝しきり。「今日はドライバーも安定していましたし、悪いゴルフではありませんでした。今日、粘ることができたので、明日も同じように粘りのプレーが出来ればと思います」と、母と二人三脚で、2度目の日本女子オープンを最後まで戦い抜くつもりだ。
一方の成田は、得意のドライバーショットの不調に苦しんだ1日となった。10番ホールからスタートした成田は、12番でボギーが先行すると、16番(パー5)でもスコアを落とす。「前半はチャンスについていたホールもありましたが、なかなか入らなくて…」と最初のバーディは17番まで待たなければならなかった。成田はこのバーディで前半を37で凌ぐと、1番でバーディ。6番ボギーと、波に乗り切れずに迎えた7番で「右奥に乗せてしまい、絶体絶命のピンチ」を迎える。しかし、下り3メートルのパーパットをねじ込む粘りを見せて「次につながりました」と8番でバーディを奪ってイーブンパーにスコアをまとめた。
「ドライバーショットが少し右に逃げていましたね」と苦笑いの成田。しかし、「ただの振り遅れなので、ちょっと練習場で」と、微調整で本来の切れを取り戻せそうだ。練習ラウンドでカギを握ると言っていたパッティングは、「どんなバーディパットでも、ちょっとショートしていいから、タッチを合わせていこうと。今日はそれが出来たし、3パットもなかったので、良かったと思う」と手ごたえを掴んでいる。
第1ラウンドから、そこまでタッチに拘るのは、「今日は、思ったよりグリーンのスピードも出ていませんでしたが、キャディにも、このパットは第3、第4ラウンドに合わせてやっているから。今日は良く我慢したと言われました」と、優勝がかかる終盤での争いを見据えてのこと。今季4勝目、日本女子オープン初優勝に照準を合わせてきた成田の作戦は、功を奏するか。
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