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JGA HOME
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| | | | 日本女子オープンは、一般財団法人 上月財団の助成を受けています。 |
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【思い出の日本女子オープンで好プレーを見せた工藤遥加】 |
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第2日
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競技報告:JGA 写真:Y.WATANABE |
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工藤遥加にとって、日本女子オープンは思い出の大会だという。本選手権に初出場した2010年は、アマチュアとして最初で最後の日本女子オープンだった。その最終ラウンドに会場の大利根CCに父親で元プロ野球選手の工藤公康氏が応援に訪れたのだ。その年、父は輝かしい記録を残したプロ野球人生を終え、娘の遥加は、アマチュア生活を終えて、翌年プロゴルファーに転向した。父から娘へプロフェッショナルの舞台へのバトンが渡された日本女子オープン。
今年、工藤はプロとして初めてこの舞台に立った。3アンダーパーの5位タイでスタートした工藤は前半、パッティングに苦しんだ。「ショットは1.5メートルぐらいについていたんです
が、パットがショートばかりで。そのチャンスもずっと入れられず…」3番でボギーが先行すると、5番でバーディを奪うが波に乗り切れない。迎えた8番(パ―4)でティーショットを曲げて、セカンドショットは木の根もとから。しかも、3パットとミスの連鎖でダブルボギーを叩き、2つスコアを落として前半を終えた。
しかし、10番でバーディを奪うと、今日の工藤の生命線となったショットに、パットのフィーリングがかみ合ってくる。14番で4メートルを沈めると、16番までいずれも同じ距離のパットを沈めて3連続バーディ。後半は4バーディを奪い、この日2つスコアを伸ばして通算5アンダーパーの3位タイグループに浮上した。「上りが凄く良かったので、明日につながると思います」そう笑顔で話す工藤だが、ここで満足するわけにはいかない。「スウィング、体力、コースマネジメント、練習方法などたくさんやることはあります。課題は多いですが、1つずつクリアしていけば成長していけるかと思います」と、表情を引き締める。
プロゴルファーとしての実績は、LPGA新人戦の1勝、ツアー競技ではまだ未勝利と、父の背中は、はるか先だ。父からは、「喝を入れるメールを貰っています。これを活力に頑張っています」と厳しくも暖かさを感じる叱咤を受けている。父も自分も「きっとやれる」という確信を持っているのだろう。工藤親子にとって思い出の舞台で、その確信が現実のものになるか。
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