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【アマチュアトップの永井花奈は「優勝争いの望みがある」】 |
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第2日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Y.WATANABE / G.KOBAYASHI |
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永井花奈は、胸のうちにワクワク感を抱いてスタートした。第1ラウンドは、ノーボギーの3アンダーパー。「自分の中では100点に近いような。大きなミスはなく、タラレバはたしかにありますけど、満足できるゴルフでした」と答えていた。その気持ちの流れが、第2ラウンドのスタート前から継続していた。今年の春から体力不足を補うためのトレーニングに取り組み、将来を見据えたステップに着実に踏み切った永井。心身ともに成長した自分をどこかで実感できているのだろう。
「出だしでバーディがとれて、また何か(第1ラウンド同様3バーディ・ノーボギーの好調なゴルフが)あるんじゃないかという気持ちでスタートできました」1番に
続いて3番もバーディ。「4番は、キーポイントになる難しいホールだと解っていましたので、なんとかパーを考えていたのですけど……まぁ、(ミスパットの)ボギーは仕方がないと切り替えました。そしたら続く5番でバーディが獲れたので、いい流れができている」と、その流れを途切れさせないようなゲームを続けられた。前半は、2アンダーパーの34。後半の途中(13番あたり)から雨が降り始めて「少しボールが滑ってしまっていましたけど、楽しく回れていると思います」と永井は語った。その楽しくというのは、ゲーム中のオンとオフの切り替えがうまく行っていることでもある。
「キャディをしてくれているのが、小野寺(誠)プロなんです。以前にも帯同して頂いていますし、レッスンをうけていますので、会話しながら、はい、楽しくまわれています」とコンビネーションもいい。
悔しいと言ったのが、最終18番ホールのダブルボギーだった。バンカーからややカップの上につけた。そのパーパットがカップに蹴られ、1メートルオーバーさせて、さらに返しのボギーパットもカップに蹴られた。「ああいう最後のポカがあるうちは(優勝争いは)無理ですね。パッティングでルーティーンが少し早かった気がします。それをチェックし直します。でも、まだあと2日間もありますし、(優勝争いの)望みがあります。(今回は)運は、ついていると思いますので…」と言ってインタビューを後にした。
夕方5時過ぎ。もうすぐ日が落ちようとしている時刻に、永井は、黙々とパッティング練習を繰り返していた。その練習は、ルーティーンのテンポだった。1メートルの距離に、ボールにつけたラインと芝目のラインを丁寧に合わせる。そしてストロークする。その繰り返しである。打ち急がない。テンポの間合いを省略しない。いつもどおりのテンポの再確認だった。
日出高校の2年生の永井のゴルフに向う取り組み方や自分のゴルフに対する分析能力と目標設定は、17歳のアマチュアゴルファーとは思えないものを感じる。
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