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【本来の自分のプレースタイルを取り戻した有村智恵が第2ラウンドベストスコアの67でトップタイ】 |
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第2日
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競技報告:塩原義雄 写真:G.KOBAYASHI |
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「本当に久し振りに、こんなゴルフができました」。67の好スコアをマークしてホールアウトした有村智恵は“本当に…”に力を入れて第2ラウンドを振り返った。QTから挑戦したUSLPGAツアー。有村は、ずっともがき続けてきた。
コースや芝生の違いから得意のショットが封じられ、スコアメイクに苦しむ姿ばかりが目につくようになっていた。「向こうでは、自分のショットは低めで、池越えやバンカー越えという状況で攻めると、ことごとくハザードにつかまってしまう。何度も痛い目に合って、そういうシチュエーションでは、安全な方に逃げてしまったり、大き目に打ってロングパットを残すような悪循環にはまってしまった。トップグ
ループの選手たちは、高い弾道でしっかり止めてくる。止めたいと思っても、自分のショットでは狙っていけない」そうした技術的な問題点と、消極的になってしまったメンタルの両面で大きな壁にぶつかってしまっていたのだ。
「ここ2年は、トーナメントの第2ラウンドが大嫌いになっていました。カットラインばかり気にして萎縮したゴルフをする。そういう自分も嫌いになっていきました。いいプレーができるわけがないですよね。わかっていても、どうにもならない状況が続いていたのです」。
久し振りの日本。日本女子オープンの前週、ミヤギテレビ杯ダンロップレディスから出場している。前週は、米国での有村の姿そのままで、やっぱり第2ラウンドはカットラインを気にしながらの消極的なゴルフで自滅し、決勝ラウンドに進むことなくコースを去らなければならなかった。そして、日本女子オープンに臨むにあたり、じっくりと考えたという。
「ミヤギテレビ杯で江里菜(原)と一緒に回らせてもらったのですが、彼女は、迷いなく、振り切っていました。自分も、いい時は打つ前に飛んでいくショットの弾道も、落下地点もはっきりイメージできていて、スパッと振っていました。ウジウジしていないで、決めたらスパッと振る。それが大切なんじゃないかと思い、日本女子オープンへの自分へのテーマとしていこうと決めました」。
そのテーマを、より鮮明にしてくれたのが、今大会で第1、第2ラウンドと同じ組でプレーした申ジエのプレースタイルだった。
「決めて構えたら、迷いなくスパッと打つ。まさに私がテーマにしようと決めていたことを実践しているのが彼女でした。いい刺激をもらったし、自分でより徹底する気持ちを強くしてももらいました」。
冒頭に“久し振り”といったのは、このことであった。強い気持ちで1打に集中する。本来のプレースタイルを有村は帰国しての2週間で取り戻したようだ。積極的なゴルフは、日本女子オープンの2日間だけでも11個のバーディを叩き出させている。
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