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日本勢期待の一番手には、笠りつ子の名前を挙げたい。
ゴルフ5レディスまでの出場22試合でトップ5が9回(うち2回が優勝)、トップ10は15回とイ ボミに次ぐ安定した好成績をあげている。イ ボミはプレーオフでの強さに定評があり、過去の成績は8勝2敗。その2敗は、いずれも笠との対決で喫したもので女王キラーの別名を献上したい存在だ。
飛ばし屋で爆発力のある渡邉彩香、地力のある鈴木愛にも期待したい。さらに菊地絵理香は昨年のプレーオフ負けへのリベンジという意味でも心に期すものがありそうだ。
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ローアマチュア争いも、熾烈な戦いになりそうだ。
2年連続の栄誉を狙うのは勝みなみ。昨年までに日本女子アマチュアゴルフ選手権、日本ジュニア、日本女子オープンローアマチュアと「アマチュアとして欲しいタイトルは全て手に入れた」ということで、今年はアマチュア競技には出場しなかった。日本女子オープンでは、2年連続ローアマチュアを賭けての出場になるのだが、本音は、もっと上を見て、優勝争いに加わることにある。そして、あわよくば…。野望を胸に秘めて臨む。
女子アマチュアランキング1位の畑岡奈紗は、今年1月のオーストラリア女子アマチュア選手権はじめ幾多の国際競技を経験して大きく成長した。同選手権ではベスト8に名乗りを挙げた。3月にはアジア太平洋女子選抜VSヨーロッパ女子選抜のパッツィーハンキンストロフィーでアジア太平洋選抜チームに選ばれてマッチプレーを戦った。5月の関東女子ゴルフ選手権優勝後にはネイバーズトロフィーの日本チームメンバーとして2位になった。さらに6月には日本女子アマチュアで2位になった後、7月のIMGA世界ジュニアゴルフ選手権の15~17歳の部で優勝。さらに全米女子アマチュアゴルフ選手権の地区予選をメダリストで通過し、ベスト8入りを果たしている。こうした経験が、日本女子オープンでどんな実をむすばせるのだろうか。
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日本ジュニアゴルフ選手権の15~17歳の部をしたのが新垣比菜。実はシーズン中盤までドライバーショットの大不振に陥り、初めて経験するスランプ状態だった。猛練習で立ち直り、臨んだのが日本ジュニアであった。雷雨によって36ホール競技に短縮されたが、通算9アンダーパーの優勝スコアがスランプ脱出を証明していた。その新垣に3打差の2位となったのが6月の日本女子アマチュアで優勝した髙橋彩華だった。
女子アマチュアランキング3位の松原由美は、2013年大会以来のローアマチュアを狙う。2013年大会は中学3年生、14歳での出場で史上最年少ローアマチュアという記録付きの栄誉であった。今年は高校3年生。「アマチュアとしては、これが最後の日本女子オープンになると思うので、悔いの残らないプレーをしたい」と、ベストパフォーマンスを誓っている。ローアマチュアを巡る熱い戦いが、優勝争いにまで広がることを願ってやまない。
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