2016年度(第81回)日本オープンゴルフ選手権は14日、埼玉県入間市の狭山ゴルフ・クラブで第2ラウンドを行った。連日の好天で速さを増しつつあるグリーンと深いラフにスコアメイクに苦しむ選手が多い中、首位と5打差の15位タイからスタートした李京勲が6バーディ・3ボギーの67をマークして通算2アンダーパーでフィニッシュ。2つスコアを落とした前日首位のH・W・リューと首位タイに並んだ。1打差の3位タイにはC・キムと矢野東がつけ、さらに1打差の通算イーブンパーに本選手権3勝目を狙う片山晋呉と大会連覇の期待がかかる小平智、藤本佳則が後を追う。注目の松山英樹は、ティーショットの不出来に苦しみながらも要所を
締めるプレーでこの日パープレーにまとめ、通算イーブンパーで池田勇太、宮里優作らとともに8位タイに順位を上げた。
5オーバーパーの61位タイと出遅れた石川遼は、前半で1バーディを奪うと後半、連続ボギーがあったものの4つのバーディを決めてこの日3つスコアを伸ばし、通算2オーバーパーでフィニッシュ。14位タイに順位を上げて、本選手権初優勝に望みをつないだ。
アマチュアでは、今年の日本アマチュアゴルフ選手権チャンピオンの亀代順哉と、今野大喜がともに通算6オーバーパーの38位タイ。ドリームステージから初めて本選出場の中島啓太はボギーが先行する厳しいプレーで8つスコアを落とし、通算7オーバーパーの46位タイとなっている。
なお、この日カットが行われ、通算8オーバーパーの54位タイ、66名が後半のラウンドへの進出を決めた。第1ラウンドに続き松山と石川と同じ組でプレーしたアダム・スコットはスタートの10番で10メートルのバーディを決めたほか、13番でチップインイーグルを決めて、波に乗るかと思われたがティーショットがフェアウェイを捉えられずに14番でボギー、17番(パー5)では4オン3パットのダブルボギーを喫するなど、ショット・パットとも精彩を欠き、74でホールアウト。通算10オーバーパーで日本オープン3度目の出場で初めてのカットとなった。
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