第3ラウンドを終えて、首位と1打差の2位タイでスタートした李京勲。昨年と今年、韓国オープンを連覇した実力者だ。「心残りが……。ほんとに心残りですが、自分なりに最善を尽くした結果なので仕方ないです」と落胆していた。5、7番でボギー。9番でバーディを奪ったものの1つ落として後半に折り返した。その後、チャンスにつけながらもバーディが奪えない。
「特に、13番と14番の1.5のバーディパットを外してしまったことが、流れをいい方向に変えられなかった原因です。後半は、ほんとに苦しいゴルフになってしまいました」と言った。
優勝した松山とは、3打差の2位タイで終えた李は「この大会のセッティングは、ラフが長
く、ホールロケーションもとても難しいところに切ってあったので、4日間、最後まで気が抜けませんでした。こういうセッティングだと、アプローチもいいところに寄せても、次のパッティングが安心できませんからね。そういう中での2位タイというのは、嬉しいです。自分としては、来週に向けて、パッティングでの課題が見つかったので、それをしっかり修正できれば、来週も(優勝争いの)チャンスがあると思います」と、この経験が、自分のゴルフに生きたことをアピールしていた。今年25歳。2011年にプロ転向した李は、もちろんアマチュア時代にも輝かしい経歴を持っているし、日本ツアーでも、2012年セガサミーカップで初優勝してから、優勝争いに何度も顔を出している。
今年の日本ツアー終盤戦までの6試合で、幾度か優勝争いをしてくれるかも知れない。
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