最終ホールをバーディで締めくくり、通算5アンダーパーの単独トップでホールアウトしたマークセンだったが、第2ラウンドのゴルフの内容には納得のいかない様子だった。3バーディ・2ボギーの71。
「今日は、ドライバーショットもパッティングも全て良くなかった」というのが、最初のコメントであった。それでも71にまとめたのは、16番、17番両ホールのスーパープレーがあったからだ。16番では20メートル以上のロングパットが決まった。そして17番ではピンチを絶妙のバンカーショットでしのいだ。ピンまで30ヤード近くある深いバンカーからの第3打。フルスウィングに近いスピードでクラブヘッドを振り抜いて距離を出し
、20センチに寄せた。同じ組で回る室田淳を感心させ、うならせた“技あり”の1打であった。
「特に17番のパーセーブが大きかった」と、マークセンも認めている。そして、その後「でも…」と言葉が続く。「ドライバーショットの精度を上げていかないと、勝つのは難しいと思う。しっかりフェアウェイをとらえることを意識しないといけない。プレーの質を全体的に上げ明日以降のラウンドに臨みたい」
トップに立っても、手を緩める気配は微塵もない。
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