出だし3ホール連続バーディでスタートして一気に通算5アンダーパーまで伸ばした盧健順は、以前、米国のチャンピオンズツアーに6年間参戦していた経験がある。「もうしんどいからね(笑)。食事とか時差とか、長い移動距離とか、ちょっと歳だし疲れちゃったよ」と言った。その実力は、折り紙付き。特に、本選手権のコースセッティングが好きで「このコースのフェアウェイはアメリカと似ているし、まぁ天候の影響でグリーンスピードは、少し遅いけど、気持ちも引き締まるし、プレーしていてとても楽しい」と、なおさら挑戦意欲が湧くという。
4番でボギーを叩いた後、11番までの7ホールがパープレー。そして12番でボギー。さらに1
7番でバーディとし、2アンダーパーの70で上がり、通算4アンダーパーで首位と3打差、3位タイにつけている。
「パッティングは、もうちょっと決まってくれると嬉しいんだけど、ドライバーショットがいいからね。だから、ある程度スコアに繋げられているのだと思う。だって、昨日(第2ラウンド)は、フェアウェイを外したのはゼロだし、今日(第3ラウンド)も、4回ぐらいかな。そう。パッティングですね、課題は。昨日の前半が19パットの1オーバーパー。つまりほとんど2パットペースだもの、ちょっと辛いよね」と語る。課題のパッティング次第というコメントは、盧だけではないけれど、とりわけショットがブレないでフェアウェイをしっかりとキープできている選手にとっては、最終ラウンドにチャージしてくる可能性が高い。間違いなく、盧健順も、そのひとりである。
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