「2020年度(第30回)日本シニアオープンゴルフ選手権」が明日17日、兵庫県川西市の鳴尾ゴルフ倶楽部でアマチュア14名・プロフェッショナル112名の合計126名が出場。4日間、72ホールストロークプレーで今年の男子シニアゴルファー日本一の座を争う。
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昨年大会、悲願の本選手権初優勝を果たした谷口徹は、「新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、試合ができていない状況の分、良いプレーをしたい」と連覇への意気込みを語り、「去年までは自分がシニアルーキーのつもりでいたけれど、若い選手も増えてきた。シニアツアーも活性化してくる」と、ライバルとなる選手たちに警戒感を示すが、「年々厳しくなる。その分、楽しみ」と、ディフェンディングチャンピオンとしてのプライドをのぞかせる。
会場の鳴尾ゴルフ倶楽部では大会前に2度の練習ラウンドをこなし、「グリーンが小さいけれど大きな傾斜も多いので、上手くやっていきたい」と、難グリーン攻略が連覇の鍵を握ると睨んでいる。「鳴尾ゴルフ倶楽部と向き合って、プレーしていくしか無い。自分が上手くコースに対応できるかが鍵」と、自らのプレーができれば連覇もという自信のコメントを残した。
鳴尾ゴルフ倶楽部が舞台となった10年前の第20回大会でナショナルオープン初優勝を果たしたのは、倉本昌弘。「素晴らしいコースと素晴らしいメモリーを頂いた」と当時を感慨深げに振り返る。当時のコースセッティングと本選手権を比較して、「10年前の日本シニアオープンよりフェアウェイが広くセッティングされている。15、16、17番でいかにバーディを獲れるか。以前よりもスコアが出るのではないか」とハイレベルでの優勝争いを予想している。「シニア日本一を決するのには良いフィールド。和気藹々の中に真剣さがあるところを見てほしい」とシニアプレーヤーの魅力を語った。
そして、本選手権注目選手の一人、藤田寛之が初の日本シニアオープンに臨む。「日本タイトルでメジャーなので、プロゴルファーにとって名誉あるタイトルだと思う。そういうところに自分の名前を刻みたいと思います。そういう意味で日本タイトルというのはやりがいのある試合です」と気合がこもる。鳴尾ゴルフ倶楽部は、「昔、1度ラウンドしたことがあるけれど、殆ど忘れているので初めてみたいな感じ。レイアウトというか、ハザードというか…トラブルになりそうなところがたくさんありますね。正確なショット、自分のゲームプラン通りにボールが打てないと。難しそうだな」と、開場100周年を迎えた難コースに警戒心を高めている。満を持して臨む、日本シニアオープンの舞台。連覇を狙う谷口にとっても最大のライバルとなる藤田の明日からのプレーに注目したい。
第1ラウンドの模様は、NHK(BS1)で14時~16時50分、生中継の予定です。
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