シーズン2勝目を狙う鈴木亨、シニアルーキーの佐藤信人、小山内護。
第2戦で爆発的なスコアを叩き出したのが鈴木亨であった。3日間通算19アンダーパーでの逃げ切り優勝だった。1打差の2位タイになったのが室田淳。最終ラウンドにエージシュートとなる65をマークしての追い上げで渡辺司と並んでの2位タイだった。ともに歴代優勝者に名を連ねる実力者である。本選手権でも周囲をうならせる熟年の技を見せてくれるに違いない。 第1戦を制した柳沢伸祐やシニア3年目となる深堀圭一郎、手嶋多一の動向も見逃せない。 シニアルーキーの佐藤信人、小山内護も注目される。佐藤はトーナメントの舞台より解説席での活動がメインになった感があるが、USPGAツアーやPGAツアーチャンピオンズで活躍する選手たちの姿、スウィングをテレビカメラをとおして見続けていることで臨場感には事欠かないだろう。 小山内はシニアデビューに備えて足繁くジャンボ尾崎邸の広大な練習場に通い、スウィング、ショット調整を重ねてきた。ここには女子ツアーのスーパールーキー笹生優花や西郷真央もいて格好の刺激剤になっているようだ。両選手は、「レギュラーツアー時代の3勝以上」という資格での出場となる。また、ジャンボ軍団では、尾崎直道が特別承認で本選に出場する。体調が万全なら怖い存在だ。
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