2020年度(第30回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
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Championship Reports
競技報告
【初出場の藤田寛之は鳴尾ゴルフ倶楽部に苦しめられるも粘りのプレーで10位タイに】
第1日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Y. Watanabe
鳴尾ゴルフ倶楽部は、好きなタイプのコースレイアウトでは?と、本選手権初出場の藤田寛之に訊くと「好きだけど、難しいですよね。ショットの精度が求められるということは、自分のコンディションが、それに見合っていないといけないわけですけど……。それがしっかりとできていないので、苦しいですねぇ」と語った。確かに、1番から7番までずっとパープレーが続いた。

「バーディチャンスは、1番だけで、あとは1パットパーで凌ぐゴルフでした。2、3番でしょう。あ、4番も5番もでした。7番(パー5)も、6メートルでしたのでバーディチャンスじゃありませんでしたし。ようやく8番でバーディを取れたのですが……」と苦しいラウ
ンドとなっていた。

前半を1アンダーパーとして折返してもパーが続いた。スコアが動いたのが14番。ボギーだった。「全体的にもそうでしたけど、特に後半になって、訳がわからなくなってしまったんですよ。ここはフェードだけでなく、ドローボールも要求されるホールがありますから、それに風の読みも難しくなってきて、苦しかったです」と、苦しみになんとか耐えながらのプレーを振り返った。

今季、シニアツアーに参戦して本選手権が2戦目。昨年、50歳となったけれど、レギュラーツアー中心でプレーしていたからだ。15番バーディとしたあと16番でも3打目をミスしてボギーとし、イーブンパーで第1ラウンドを終えた。

「ちょっとショットをなんとかしないと……」といって、練習場へ小走りに向かっていった。


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