第2ラウンドのスタート時間に合わせて、前夜は午後9時にはベッドにもぐりこんだという鈴木亨。さすがに予定よりも早く、午前2時には目が覚めてしまったと言い、「もう一度寝直さなければいけないとは思ったけど、もう眠気はなかった。仕方ないから、第2ラウンドのイメージトレーニングみたいなことをやってみたんです。鳴尾は、楽なゴルフはさせてくれない。でも、スタートとなる10番ホールのティーショットから頭の中でプレーしていくと、けっこう良いスコアでラウンドできました。その通りにいくなんて思いませんが、良いイメージが出来上がったのは間違いのないところでした。そしたら、二度寝ができて、熟睡してからのすっきり目覚めに
なりました」
バーチャルラウンドから、いざ本番の第2ラウンド。なんと12番からの3連続バーディが待っていた。15番をボギーにして迎えた問題の16番。前日のロストボールでのダブルボギーという不運が頭をよぎることはなかった。それよりも、バーチャルラウンドでのイメージの方が鮮明だったという。
「ロストボールになりようがないようにフェアウェイに打ち出し、上りのパットが残る位置にパーオンさせる。そして、しっかりストロークして決める」まさにイメージ通りのプレーを続けてバーディに結び付けた。後半は、1バーディ・1ボギーにまとめて、この日67。前日のオーバーパー分を取り戻し、通算イーブンパーとして4位タイに浮上した。16番ホールのリベンジに成功した鈴木。このあとは、2016年、2017年大会の2年連続2位に終わったリベンジが待っている。それを果たすのに絶好の位置で明日のムービングデーを迎える。
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