2020年度(第30回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
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Championship Reports
競技報告
【3打差4位タイの藤田寛之は「この日本タイトルに名を刻んでみたい」】
第3日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Y. Watanabe
藤田寛之は、朝から予期せぬ出来事に見舞われた。4連休で道路が大渋滞していたのだ。

今日を振り返ってという問いに「今日はまず何と言っても朝の渋滞でしたね。まったく油断していました。いつもなら土日でも 30 分で十分間に合うと思っていたのですが、4連休でしたね。北梅田のホテルから、通常なら30分くらいのところを 1時間半近くかかっちゃいました。スタートの40分前に到着。大会にも連絡は入れていましたけど、少し焦りましたね…スマートフォンで渋滞情報を見たり、あれこれやって、何とか間に合いました。一時は「これは新聞に載るな」。 「ニュースになっちゃうな(笑)」と思いましたけど…(笑)」と精神的に追
い込まれた。

「でもプレーには影響はなかったですね。40分前についてから、 キャディーのピーターもさっさと準備してくれたし、それは影響なかったです」と言う。確かに準備して練習場へ向かって打球練習していても、スイングのテンポも所さも、何事もなかったかのように、普段どおりに見えた。

でも、脳裏の奥に、少しは影響していたのかも知れない。4番(パー3)でボギー。7番(パー5)でバーディとパープレーで折り返したが、続く10番でボギー。13番でボギー。ようやく16、18番をバーディとしてなんとかパープレーの帳尻を合わせたけれど、きっとムービングデーにもう少し伸ばしたかったのだと思う。

「最後(18 番)はいい上がり方出来ましたね、5メートルくらいのバーディパットを決められました。最後、バーディ、パー、バーディで出来たんで今日1日のイライラをそのバーディが消してくれたっていう感じですかね。今日は 、2番、3番、5番、6番でもチャンスあったんだけど、なかなか思うように決めきれなかった。ここまで3日間こういうゴルフ、ショットがうまくいかないことが多かったです。特に後半。後半は10番でティーショットを木に当ててしまったし、ショットの悪さが出てしまいましたしね」と振り返った。

「出来る事なら、せっかくなのでこの日本タイトルに名を刻んでみたい。明日最後の最後、勝負は明日のバックナインだと思うので、そこまでにそれに届く位置にちゃんと自分がいられるかどうかですかね。でも、まだチャンスある位置に神様がいろよ、と言ってくれているみたいで、頑張りたい。自分を見失わない様にしていきたい」というコメントが、キラリと輝いて聴こえた。

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