首位でスタートした宮本勝昌は、6番(パー5)で飛距離を活かして最初のバーディを奪った。そのまま流れに乗っていくのかと思われたが、続く7番ホールでトラブルにはまった。ティーショットが左林方向のラフに飛んでいった。落下エリアは見えなかった。ラフか林か。落下地点と思われる場所に行ってみるが、ボールが見つからない。ラフには見当たらなかったので、あるいは木の枝に止まってしまったのか。結局紛失球となり、このホールをダブルボギーにした。
これで勢いが止まってしまった。もっと悪いことに、ティーショットも引っかかり気味になってフェアウェイに打ち出すシーンも少なくなってしまった。
「なんかスウィングに違和感を
覚えることが多く、ラウンドしながら修正を図ったのですが、それもうまくできませんでした」。
ということでダブルボギー以降は1バーディ・1ボギーと足踏み状態のゴルフとなり、第1ラウンドから1打落としての通算5アンダーパーとなって、首位の座を明け渡して3位グループに飲み込まれることになった。
「まあ、ドライバーショットの修正は必要でしょうけど、これで終わったわけじゃないですからね。第3ラウンドとか最終ラウンドでなかったことが救いです。しっかり立て直して戦える時間と余裕がありますから、リセットして後半戦に臨みたいと思います」。
目下シニアツアーの賞金ランキングでトップに立つ宮本。足踏みは1日だけにとどめるつもりでいる。
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