やっぱり、というか早くもというか……。本命のプラヤド・マークセンが首位に並んだ。今大会では、連覇と、青木功の持つ記録に並ぶ大会最多勝(5勝)と肩を並べるチャンスがある。
マークセンは「スロースターター」であることを自認する。例年、調子のピークを日本シニアオープンに持ってきて、そこから突っ走っていくのをパターンにしている。昨年は、このパターンで日本シニアオープンから実に6連勝という圧倒的な強さで独走した。今年も同じようなパターンになるのだろうか。
第2ラウンドは、6番から3連続バーディを奪うと、その後は2バーディ・3ボギーとして最終18番ホールを迎えた。ドライバーショットを得意のフェードボー
ルでフェアウェイに打ち出すと、3番ウッドで2オンを狙った。このショットはグリーン右にはずれてバンカーに打ち込んだ。ピンまでは50ヤード。難しいショットではあったが、これを約2メートルに寄せ、カップ真ん中から決めるバーディで締めくくった。
ホールアウトしてこの日のプレーを振り返った。「今日はドライバーショットがよかった。ただ、グリーンではスパイクマークが気になってナーバスになってしまった。ミスパットは、打ち切れなかった結果。でも、パッティングの調子が悪かったわけではないので、全体的には良いラウンドだったと思う。明日からもこの調子でいければ……と思えるような内容で、納得している。ただ、グリーン周りからのアプローチショットだけがラフの状態次第で距離を合わせにくいので、それだけは注意していきたい」。
首位に並んだ大本命は、当然のようにドーンと構えていた。
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