2023年度(第33回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
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Championship Reports
競技報告
【増田は連日のパッティング不調に苦しむも2打差3位と初優勝に向けて好位置をキープ】
第3日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Y.Watanabe/K.Aida
「途中からパッティングが熱中症でしたよ(笑い)」と冗談めいて喋った増田伸洋。1番でいきなりバーディ。2番もバーディ。4番もバーディ。どこまでスコアを伸ばすのだろうという勢いだったけれど、5番のボギーでピタリとスコアが止まって、11番まで6ホール連続パープレーが続いた。動いたのが12番。3パットのボギーと悪い方向に動いてしまった。さらにボギーのあとの13番から再びパープレーが6ホール続いて1アンダーパー71でホールアウトした。「アンダーパーで終わることが出来たのはよかったんですけどねぇ」パッティングについては「流れなんだろうけど、どうしても読みにくいラインのところにボールがついてしまって読みきれ
なかったんですよ。ほんとパターが熱中症になっちゃったみたいで、入らなかったなぁ」と呟く。この暑さを予想して、自分で特製の飲み物を入れた水筒を用意した。「最初は、リッキー・ファウラーのように手にもってブラブラと歩きたいなと思ったんだけど、ついつい忘れちゃうんですよ。で、キャディバッグにフックで吊るしたら、キャディから重い重いって言われちゃって(笑)」持つと確かにやや大きめの水筒は重かった。

後半、流れが変わりそうな場面は14番にあった。パー5で2メートルのバーディパット。それを外してパー。そこで獲れていれば、という気持ちはあったという。とはいえ首位と2打差の3位。上位は、通算9アンダーパーの宮本勝昌、通算8アンダーパーの藤田寛之だ。「明日は、60台を目標にプレーします。それでだめなら仕方ない。でも、今日も最終組でマークセンと回って、緊張するのかなと思っていましたけど、楽しんでいる自分がいて、いいなと想いました。そこらへんがレギュラーツアーと違うところかな」と語った。ファウラーのように、水筒を手にぶらさげて闊歩している姿も見てみたい。

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