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Championship Reports競技報告

2024年度(第34回)日本シニアオープンゴルフ選手権の開幕を翌日に控えた11日、千葉県野田市の千葉カントリークラブ川間コースでは、出場選手たちが最後の調整に勤しんでいる。

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昨年大会、最終ホールの劇的なバーディで悲願であったナショナルオープンの優勝杯を手にした藤田寛之。今年は全米シニアオープンゴルフ選手権で優勝争いを演じプレーオフの末に2位と果敢に世界に挑戦を続けているが、国内では思うような成績が出ておらず、大会連覇に向けては「こだわりはありません」と煙に巻くが、「連覇ができれば理想的で最高ですが、狙って勝てるほど自分に力があるとは思わないし、かといって一生懸命プレーしてもそこ(優勝)に届かないかというとそうでもない。自分がやれることをベストを尽くす」と裡に秘めた炎を感じさせる。コースセッティングについては、「ラフが深いですね。セカンドショット以降のリカバリーはできると思いますが、ティーショットでラフに入れてしまうと半分以上はグリーンに持っていけない感じ。とにかくフェアウェイキープすることが大事」と、ドライバーの精度が勝敗を分けると考えている。「ゴルフの調子は良かったり悪かったりで。色々と自分なりに調整をして良くなるように努めています。手応えもあまりなく、今シーズンあまりいいスコアを出せていないので、自信は少なくなっています」と、調子には疑心暗鬼なところもあるようだが、「直近ではベスト10、ベスト5と少しずつ良くなってきていると信じたい」と、自身に言い聞かせる。ナショナルオープンには別格の強さを見せている藤田だけに、大会連覇への期待は小さくない。

2023年はシニアツアー参戦2年目にして同ツアー初優勝を含む3勝をあげてシニアツアー賞金ランキング1位になり、全米プロシニアでも上位に入るなど充実したシーズンを過ごしたものの、昨年大会では優勝争いを演じながら藤田の後塵を拝した宮本勝昌。開幕を前に「いつもと変わらず優勝を目指していきます。昨年、一昨年と悔しい負け方をしているので、あまり気持ちが入りすぎないように気をつけてはいますが、いつも以上に優勝したいという気持ちがあります」と、開口一番、力強い言葉を続けた。「自分のやるべきことを集中してやることで邪念を振り払い、目の前の一打に集中することを徹底してやっていきたい」と気合は充分のよう。本選手権初優勝には「フェアウェイキープは重要課題。キーポイントはティーショット」と、藤田同様にドライバーショットの成否が鍵を握ると踏んでいる。レギュラーツアー時代から目を引く飛距離と美しい放物線を描いてフェアウェイを捉えるフェードヒッターの宮本。自身の武器を最大限に活かして、今年こそは日本シニアゴルファーの頂きに登りつめたいところだ。

2024年シニアツアー初優勝を飾った片山晋呉。9月11日時点の同ツアースタッツを見れば、片山の好調ぶりがうかがえる。スタッツで1位を逃しているのは平均パット数とイーグル数の2項目のみ。シニアツアーの雰囲気にも慣れ、楽しくも厳しい戦いを満喫しているように感じる。日本シニアオープン初出場となった昨年大会は、最終ラウンドを4位タイでスタートするもスコアを伸ばしきれず藤田と3打差の6位タイと惜敗に終わった。周囲は片山を本大会の優勝候補筆頭に上げるが本人も「僕は非常に良い状態でここに来ています」と、ゴルフの調子に自信を深め、とってもいいコンディションに仕上がっていて日本シニアオープンらしいセッティング」と用意された舞台の難しさにも闘争心に火がついている。「日本とつくタイトルは非常に好きなので、その思いを持ってプレーしたい」と話す片山のナショナルオープンへの強い思いは周知のところ。さらに自身のゴルフ人生、日本ゴルフ界の節目で大きなタイトルを獲得してきた片山が日本ゴルフ協会創立100周年に開催される本大会で、2005年、2008年の日本オープンに続く3つ目のナショナルオープンを手にし、青木功、中嶋常幸、谷口徹、手嶋多一に次ぐ5人目のナショナルオープン2冠達成となるか。

注目の第1ラウンドは、9月12日7時に1番ホールから第1組、7時5分に10番ホールから第12組がティーオフする。

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