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Championship Reports競技報告

競技報告:M.Ideshima 競技報告:M.Ideshima 写真:Y.Watanabe / T.MATSUMOTO

代名詞の踊るようなフィニッシュは今週も健在だ。

ティーショットでフェアウェイをとらえて、アイアンでグリーンに乗せて、しっかりパットを決め切る。そんな究極のシンプルで完璧なゴルフを展開した崔虎星が単独首位の好スタートを切った。

この日は8バーディ・1ボギーの7アンダーパーの64。17番ホールのティーショットが唯一のミスと言っていいほどの安定した内容だった。

「今日はティーショットが1番良かったですね。ほぼフェアウェイをキープすることができました。2番目に良かったのはグリーンにきっちり乗せることができたこと。3番目がパッティングです。今日と同じ内容のプレーが残り3日間もできたら完璧です。優勝できると思います」。

今年からシニアツアーに参戦している崔。優勝こそ無いものの、ここまでの6試合全てでトップ10に入る安定ぶりだ。好調さは自身も自覚している。今週の攻略の鍵だと考えているティーショットに関しては、ストレートもドローもフェードも全てイメージ通りのショットが打てているとのこと。

ただ、やはり警戒するのはラフだ。

「ラフが25センチほどもあるので、ラフに入れると必ずボールがすっぽり沈んでしまいます。17番ホールもティーショットを右ラフに打ってしまった。そこからの30ヤードのアプローチが本当に難しい」明日も徹底的にフェアウェイキープを重視したいと話す。

もともと3時間、4時間ほど寝れば十分というショートスリーパーの崔だが、さすがにこの暑さは堪えたようで、ラウンド後は少し頭痛があり熱中症気味だった様子。睡眠時間を長くすれば解消するわけではないだろうが、明日以降もこの日のような完璧なゴルフをするには、暑さ対策も重要なポイントになりそうだ。

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