Japan Senior Open Golf Championship日本シニアオープンゴルフ選手権
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競技報告:M.Ideshima 写真:Y.Watanabe / T.Matsumoto
最終ホールをイーグルで締めたタイのT・スリロットが首位と3打差の2位タイへ浮上。「タイよりも暑いよ」と汗だくで疲れた表情を見せながらも、この2日間は満足できるゴルフができたようだ。
この日は1イーグル・5バーディ・2ボギー、5アンダーパーの66。前日よりもティーショットが安定していたと振り返る。パー4とパー5のホールのティーイングエリアでドライバーを手にしたのは3ホールのみで、それ以外は3番ウッドと4番アイアンを多用。それだけラフへ入れることを警戒しているということだが、それでも前半はラフに入れる場面が多かった。「ラフに入れるとコントロールができなくなるので、とにかくフェアウェイに打つことを1番に考えていました。ただ、このコースはティーショットのラウンディングエリアでの跳ね方次第でラフに入るアンラッキーもあるので。前半はチップとパッティングで何度もパーセーブできたのが良かったですね」。
また、後半に入ってからは、少し風が出てきたこともあり、弾道を低めに抑えて、さらにフェアウェイキープ重視を徹底した。その結果、一気にスコアを伸ばすことに成功。明日以降も低いライナーボールでフェアウェイをキープしたいと話す。
元々ティーショットは少々曲がるタイプとのことで、アプローチとパッティングでゲームを組み立てるスタイルだ。持ち味はパッティングで、自ら「大の得意」だと言い切る。
そんなスリロットにとって今回のような厳しいセッティングはむしろ向いている。
さらに「暑さの中でのプレーには慣れているし、プレーの仕方もわかっている」と自信満々で、大きく崩れる要素は無い。
優勝候補の本命と言ってもいい存在が3日目に抜け出す可能性は大いにある。