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Championship Reports競技報告

競技報告:M.Ideshima 写真:Y.Watanabe / T.Matsumoto

千葉カントリークラブ川間コースの門を叩いたのは高校卒業後の18歳だった。この場所でゴルフの腕を磨き、そしてプロになった増田伸洋。ここで勝つことを目標にしてきた男が、いよいよ首位と1打差の4位タイで明日の最終ラウンドを迎える。

「今日はミスショットしたところでちゃんとボギーを打ってしまった感じでしたが、5番ホールにしても7番ホールにしてもきっちりボギーであがれていますし、なによりパーパットが打てるところまで持っていけているのはいいかなと思います。まあ、ボギーは1つ、2つは出るものだと思ってこっちもやっているので」。

この日は4バーディ・2ボギーの2アンダーパーの69。後半になるにつれて風が強くなる難しいコンディションの中で、我慢しながらもきっちりスコアを上積みした。

「結構風が強かったですね。久しぶりじゃないですかね、ここでこれだけの強い風の中でプレーするのは。フォローなのかアゲインストなのかわからないところが、途中12番から続くので難しかったですね」。風が強まった後半の9ホールは、バーディこそ最終ホールの1つのみだったが、それ以外はずっと我慢し続けてパーを重ねた。川間コースを知り尽くしているからこそ、“攻めどころ、守りどころ”を熟知している増田ならではのゴルフを展開した。

また、この日は片山晋呉と同組で、良い緊張感の中でプレーできているように見えた。互いにバーディを奪い合うこともあれば、パーで凌ぐ場面もあり、終わってみれば2アンダーパーの69と同スコア。成績も通算6アンダーパーで互いに4位タイで第3ラウンドを終えた。「晋呉はもちろん百戦錬磨ですからね。今日は百戦錬磨の相手と、川間を知り尽くした自分との戦いでしたが、とりあえず今日は引き分けで終わったかなという感じですね。(笑)息子は晋呉と同じ組になったことで、勉強できると喜んでいましたけどね」。

今週は長男の康輔さんをキャディに従えている。康輔さんは現在、千葉県内のゴルフ場でプロを目指して日々鍛錬している。父親の威厳を思い出の地で示すことができれば、それはもう最高以外のなにものでもない。「ここまできたら悠長に我慢している場合じゃないと自分の中では思っているので、明日はやるしかないので、死ぬ気で頑張ります」と増田。熱い最終ラウンドになりそうだ。

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