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Championship Reports競技報告

競技報告:JGA 写真:Y.Watanabe / T.Matsumoto

第2ラウンドを終えて首位と7打差の2アンダーパー、11位タイでこの日のラウンドをスタートしたI・J・ジャン。3番でボギーが先行。スコアを伸ばしたい4番(パー5)でショートパットを外してパーに終わり、「悪い流れになった」と振り返る。

潮目が変わったのは6番。セカンドショットでグリーン外してしまったが、ラフからの10ヤードを見事にねじ込むチップイン。値千金のバーディで前半をパープレーでしのいだジャンは、10番でこの日2つ目のバーディを奪取。パッティングのタッチも合いだして流れを掴み、12、13番で連続バーディ。16番もバーディを決めると、18番もしっかりバーディフィニッシュ。後半だけで5バーディの荒稼ぎで、この日のベストスコアタイとなる66でホールアウト。一気に5つスコアを伸ばしてムービングデーの主役となったジャンは、上位陣のスコアが伸び悩む中、通算7アンダーパーでリーダーズボードを駆け上がって首位タイ。明日の最終ラウンドにシニアツアー2勝目をかけることとなった。

深いラフが待ち受けティーショットの精度が求められるナショナルオープンのセッティングに「フェアウェイキープが大事」とミニドライバーを急遽投入。クラブにも造詣が深い片山晋呉の使用するミニドライバーと同じスペックを用意して、本大会で初めて使用しているという。「ドライバーは4回ぐらいしか使っていません。今週、ミニドライバーをセットに入れて本当に良かった」と、表情を崩す。

上位陣のスコアが停滞し、ジャンは崔虎星、横尾要とともに首位タイ。1打差にはパッティング巧者のT・スリロット、会場の千葉カントリークラブ川間コースで修行を積んできた増田伸洋、日本タイトル獲得に執念を燃やす片山晋呉と、明日の最終ラウンドは実力者がひしめく大混戦になった。ナショナルオープン初優勝に水を向けられても「もう1日あります。今週は我慢、我慢して自分のプレーができれば良いスコア、良い成績になります。優勝はしたいですが、まだわからないです。虎さんも調子がいいし、横尾選手もいい。自分には(優勝できるかは)わからないです。神様しかわからない」と流暢な日本語で無欲を強調する。レギュラーツアー3勝を挙げているジャンだが、シニアツアーでの勝利の美酒は2023年のノジマカップ以来、遠ざかっている。久しぶりのシニアツアー2勝目をナショナルオープンで飾ることができるか。

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