太平洋を囲むゴルフ愛好国の親交を深める目的で創始された4カ国チーム選手権。日本での開催は、1997年第6回大会の茨木CC以来3回目となり、日本は同年にチーム優勝を果たしている。2回目の優勝を目指す日本代表チームのメンバーは、高校時代に世界ジュニアを制し日本オープンローアマチュアにも輝いた池田勇太(東北福祉大2年)を筆頭に、昨年の日本オープンローアマの額賀辰徳(中央学院大4年)、2002年・2004年ボナラックトロフィーアジア太平洋選抜代表に選出された藤島晴雄(東北福祉大4年)、昨年の日本アマメダリストの山本隆允(東北福祉大4年)の大学生4人、高校生から2003年関東アマ優勝の伊藤勇気(鹿島学園高校3年)、社会人から2004年日本ミッドアマ2位の井関剛義(交野CC)の合計6人を日本代表に選出した。
会場は、2003年の日本オープンゴルフ選手権競技の舞台となったことも記憶に新しい日光カンツリー倶楽部。同コースは大谷川の川床に井上誠一氏の設計による松林でセパレートされた18ホールが展開する。人手による造成工事のためフェアウェイには複雑で微妙な傾斜がつけられ、攻略には正確なショットと的確な状況判断が求められる難コースとして知られる。
16日には、各国の代表チームとともに日本代表チームも練習ラウンドを行い、各選手とも切れのあるショットを打ち、本選の好成績を期待させる順調な仕上がりを見せた。17日には開会式が行われ、日本はカナダチームとの対戦が決定した。午後のシングルマッチでは額賀辰徳がカナダチームのエースでベテランのCRAIG DOWELLと対戦する。なお、オーストラリア対ニュージーランドでは、オーストラリアの中心選手であるMICHAL SHIN、ニュージーランドのエースBRADLEY ILESの活躍に期待がかかる。
9月に成田ゴルフ倶楽部(千葉県)で開催されるアジア太平洋地区最大のアマチュアゴルフ競技であるノムラカップアジア太平洋アマチュアゴルフチーム選手権の試金石ともなる本選手権。アジア太平洋地区の強豪国の代表選手による熱戦が期待される。
|
|
Micael Sim(オーストラリア) |
Craig Doell(カナダ) |
|
|
選手コメント |
池田 勇太
東北福祉
大学2年
このコースは、日本オープンでローアマも獲れたので大好きなコースです。今回はそのときのパターを持ってきたので、良い結果が残せると思います。がんばります。 |
|
伊藤 勇気
鹿島学園
高校3年
グリーンが少し難しく感じ、パターのタッチが合っていません。今日、明日でパットの調子を掴んで、ナショナルチームとして初の国際競技出場になるのでがんばります。 |
|
額賀 辰徳
中央学院
大学4年
日光カントリー倶楽部は関東アマ以来のプレーとなります。ゴルフの調子は悪くないので、優勝を目指してがんばります。 |
|
山本 隆允
東北福祉
大学4年
セパレートされているこのコースは、あまり得意ではないのですが、明日の練習ラウンドでもう一度調整して大会に臨みたいと思います。 |
|
藤島 晴雄
東北福祉
大学4年
ドライバーショットの調子は絶好調でこの試合を迎えることが出来ました。日本開催の国際競技ですので、良い結果を残せるようにがんばります。 |
|
井関 剛義
交野CC
日本アマ、日本オープンなどでこのコースをラウンドしたことがあるので、特徴はよくわかっています。このコースは好きなコースですので、チームに貢献できるようにがんばります。 |
|
|