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【いよいよ明日開幕!】 |
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大会前
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競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi |
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2010年度(第20回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技は明日28日、兵庫県の鳴尾ゴルフ倶楽部で開幕する。指定練習日の27日、昨夜からの冷たい雨も午前中には止み、出場選手は創立90周年を迎えた日本を代表する名コースで最終調整に励んだ。
2連覇を狙う渡辺司は、「鳴尾は昨日、初めてプレーした。グリーン外すと、ボギーになりやすい本当に難しいコース。パー3では、ティインググラウンドとグリーンで感じる風が違って…グリーンの奥に外すとアプローチもすごく難しい。それを嫌がってショートする…」と、警戒心を強める。しかし、「連覇をしたら、この上ない幸せを感じられるので、強い気持ちを持ってプレーしたい。“残念
だったね”と言われて終わるのは嫌ですからね」と並々ならぬ気持ちを吐露した。
今年の日本プロシニアを制し、好調を維持して本選手権に初出場する加瀬秀樹は、「シニア入りして早く勝ちたいと思っていた。春先は調子が上がらず苦しんでいたが、シニア入りをして新鮮な気持ちになって。先輩達のプレーを見て、精神面で非常に勉強になった」と充実した表情で話す。日本シニアオープンでの初出場初優勝に期待がかかるが、「プロシニアはプロの中で一番を決める大会。シニアオープンは、アマチュアを含めて、この年代での日本一を決める大会。勝ちたい公式戦」と意欲を見せる。練習ラウンドで鳴尾ゴルフ倶楽部の難しさに舌を巻く選手も多い中、「ラフは長いし、高麗グリーンは小さくて固くしまっている。セカンドショットでグリーンに乗せるためには、フェアウェイキープが第一条件。このコースは、いろんな攻め方を試される」と、チャレンジ精神をくすぐられたよう。「週末の天気も悪いみたいだから、6アンダーパーか10アンダーパーを出せれば優勝に近づくかな。1日3アンダーパーは難しいと思う。普通の状態で、いい雰囲気でプレーして、上位を狙っていきたい」と意気込みを語った。
ここ鳴尾ゴルフ倶楽部に所属している水巻善典は、コースの特徴も熟知しており、初優勝に期待がかかる。「コースを知っていることは、有利でしょうね。ここは、どこに打っていかなくちゃいけないか、逃げなきゃいけないか…それを知っているわけだし。グリーンの芝目も傾斜もわかっているし」と、微笑む。しかし、コースを知っているからこその難しさもあるのだろう。「鳴尾ゴルフ倶楽部は北風になったら難しい。グリーンを外すと、ここしか寄らないという場所もある。狙っていったところに確実に打っていかなければ、いいスコアは出ない。ラッキー、アンラッキーが少ないコース」と、冷静に語る。所属クラブなだけに、周囲からの応援も多いが、「もちろん応援してもらえるのは嬉しいし心強い。レギュラーの頃は、例えば石川君のように応援を純粋に嬉しく感じるだろう…それが30代になってくると、成績が出ないと心苦しくなってくる。50代になって、また応援してもらえることが嬉しいと感じられるようになった」と、感謝の気持ちを表し、「最後に優勝を狙える位置にいられれば…楽しめると思う。自分はコースのみんながこの大会のために、どれだけやってきたのかを知っているので、大会が盛り上がればいいと思っている。その中で最終ラウンドの最終グリーンに自分がいて、みんなが喜んでくれれば良い」と密かな決意を語った。
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