|
|
|
|
|
|
【丸山智弘はOBにもめげず暫定トップタイ】 |
|
|
第1日
|
|
競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi/Kentaro Shiba |
|
|
2アンダーパーで迎えた9番パー4。丸山のティショットは左斜面に引っ掛かってOBゾーンに消えた。これで、貯金を全て吐き出してしまったのだが、インにターンして再びチャージが始まった。10番で5メートルのパットを沈めたのが再浮上のきっかけだった。12番パー3ではピンそば30センチ、続く13番は1.5メートル。さらに14番では4メートルを決めての3連続バーディ。15番ではピンチをしのいで、ふと自分のスコアを振り返った。
「えっ、4アンダーパー? 確かOBを打っていたはずなのに…」
実は、この一瞬の立ち止りが、せっかくの流れに竿をさす結果を招くことになった。16番で3パット、18番では第2打をミ
スして終盤の3ホールで2ストロークを失ってしまった。
「4アンダーパーになったところで、なんだか、プレッシャーを自分に与えてしまったような感じです。まだ、第1ラウンドだというのに、何やってるんでしょうね。それにしても、この難しいコースで7バーディですよ。これは、凄いでしょ?」
先週から新しいドライバーを使い始めたという。グリップがちょっと太めだったことだけが気になったので、細めのものを頼んだところ、しっかり大会第1ラウンド前に届けられた。その新ドライバーで「飛距離も伸びているし、OBの一発以外は、完璧なショットを打てた。それが、7バーディにつながったと思う。明日は、一発もミスしないで、貯金を増やしますよ」
暫定ながらトップタイの丸山に終盤の乱れや、OBの後遺症は、まったく残っていなかった。
|
|
その他の記事はこちら
|
戻る
|
|
|
|
|