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【室田淳は腰痛を騙しながら1アンダーパー】 |
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第1日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi/Kentaro Shiba |
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この大会、昨年まで4年連続で2位という「ありがたくない記録」を残している室田淳が1アンダーパーにスコアをまとめて汚名返上に好スタートを切った。難易度の高い10番ホールからのスタートで、第2打をいきなりピン左1.5メートルにつけてのバーディを奪った。
「僕は、目標スコアというのは設定しない。それをやると、妙なこだわりが生まれて自分を縛ってしまうからね。だから、こういう難しいコースでは、とにかくパープレーを基準にして、あとはその日の自分の調子、ゲームの流れでスコアをまとめていくようにしている」
となると、幸先のよいバーディで、いい流れに乗れたのでは?
「いや、スタートホールのバーディとい
っても、あくまでも18(ホール)分の1だから、調子に乗ってはいけないし、油断は禁物で、逆に気持ちを引き締めるようにした」
13番ではティショットを左の林に打ち込んでボギー、14番パー5ホールでは、第3打をピンそば50センチにつけてのバーディ。さらに16番でボギーの後17番でバーディ。確かに波に乗ってのプレーが続いたとは言えないゲームの流れではあった。1アンダーパーでアウトにターンして、バックナインは1バーディ・1ボギーのパープレー。結局、1アンダーパーでのホールアウトとなった。
ホールアウト後は「スコアは満足、内容は不満足というゴルフかな。まあ、パープレーを基準にしてアンダーパーだったのだから、いいスタートを切れてひと安心といったところですね」
実は、日本シニアプロゴルフ選手権で腰を痛めてしまったという。「疲労がたまっているのはわかっているけど、もう残り試合が少ないから、意地を張ってやり通している。この日本シニアオープンでも、結果はわからないけど、やっぱり優勝争いはしたいからね。意地で頑張りますよ」
4年連続2位。それは、4年続けて優勝争いを演じ続けてきた証でもある。今年こそ…。
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