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【イーブンパーの湯原信光は合格点と自画自賛】 |
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第1日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi/Kentaro Shiba |
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イーブンパーでホールアウトした湯原信光は、3バーディ・3ボギーの内容だった。暫定5位タイ。好位置につけている。その湯原は、この鳴尾のコースを、こう表現した。
「川奈の大島コースと富士コースを足して2で割ったような感じですね。そして、前半は、球筋をどうやって曲げながら攻めて行くかを問われて、後半に雄大さを見せてくれて、最後の3ホールで、またキュッと引き締めさせられるコース。つまり緩急のリズムが凄くよくできているコースだと思います」と語った。
日本という地形、風土をしっかりとベースにしながら、ゴルフゲームをする場(コース)の原型をしっかりと見せてくれている。
曲げるボールを駆使して攻めて
行く楽しみというのは、道具の進化によって、いまはほとんどそういうゲームの組み立てはなくなっている。「そうですね、例えば、いまの道具だと、昔の3分の1しか曲がらないんですよ。だから、ある意味、曲げるほうが難しいくらい(笑)。しかも、1打ごとに、どう打たなければいけないかが問われますからね。かと言って、我慢だけのゴルフでもダメなんです。うーん。言葉で言い表すとすれば、ボールを目の前にして、潔く、正しくプレーできるかどうか、が問われますよね」と言った。この日のプレーを「合格点です」と評価している。
「(試合展開の)先がまったく読めないですね。天候もどうなるか解らないし、怖さ知らずで走りきれるかどうかと言えば、そういうコースではないし、怖さを知っていても、守るだけではだめですからね」と言った。
湯原は「懐かしい風景」だと言った。それは、コースでプレーしていると、パーシモン時代の豊富な球筋やスピンコントロールを要求してくるし、極めて小さなグリーンを攻めるために、グリーン回りの技量も求めてくる。その懐かしさが、とても新鮮だという意味である。
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