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【7位タイの芹澤は「日本オープンを思い出した」】 |
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第2日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi/Kentaro Shiba |
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シニアルーキーの一人、芹澤信雄は、第2ラウンドを72で終えて、通算4オーバーパーの7位タイにつけている。「いや、全長距離は別にして、そのほかのセッティングは、日本オープンと同じか、それ以上かも知れないですね。難しいですよ。日本オープンのセッティングは、もともと大好きだったのですけど、ここ5年ほど出れないでいて、久しぶりに日本シニアオープンで、こういうセッティングを体験したら、日本オープンを思い出しました(笑)」試合後、ただ一人冷たい空気の中で、半袖のシャツで練習を続けている芹澤。さすがにルーキーらしいハツラツさが伝わってくる。
「今日のポイントは、8番ホールにつきると思います。5、6、7
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番と3連続ボギーという嫌な流れがあったんですけど、そこで値千金のバーディで、救われました。それも、グリーンを右に外してエッジから、5ヤードの距離をチップインでのバーディでしたから、そこからまた流れを取り戻して、次の9番もバーディになりました」
「今季からシニアツアー入りしたルーキーは、確か11、12名ぐらいいますけど、そのうち8人がレギュラーツアーの優勝経験者。僕たちがシニア入りしたことで、『お前たちには、そう簡単に勝たせないぞ』って、いい意味でのライバル意識があるのかな、と感じます。というのも、この間のファンケルでも、前年までは4オーバーパーが予選カットだったのに1オーバーパーとレベルが上がったと聞いています。ですから、僕たちもかなり頑張ってやらないと、と思っているんですよ。油断できませんよね。まあ、シニア入りして試合に出ての戸惑いは、最初のころは3日間競技のペースがなかなか掴めなかったということでしょうか。想像以上にレベルが高いのは確かですね。聞けば、今回のシニアオープンも、この10年でいちばん難しいコース、セッティングだっていうじゃないですか…。あと2日間、なんとか巻き返しして、優勝争いを最後までやりたいですね」
プレー中の芹澤を見ていると、レギュラー時代よりも、筋肉がついた感じがした。
「気がつきましたか(笑)。実は、数年前に、左肩を壊してから、リハビリをし、インナーマッスルを鍛えて、さらにトレーニングをしっかりとやり始めたんですよ。地道に一生懸命やっているので、そう見えたんでしょうね。嬉しいですよ(笑)」
シニアルーキーの芹澤や真板たちの活躍が、選手全員に、いい刺激を与えているのだろう。
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