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【7番のパットミスで流れが変わった水巻善典】 |
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第2日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi/Kentaro Shiba |
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第1ラウンドで68をマークして首位タイにつけた水巻善典が、1番ティグランドにやってくると、その周囲には、鳴尾ゴルフ倶楽部のメンバーさんたちや関係者がずらりと取り囲んでいた。「いやー、嬉しくて逆に緊張してしまいましたよ(笑)」とニコニコしながら話し始めた。そのいつにもない緊張のせいだろうか、右にスライスしてボールは木の根元に止った。ボールを安全に出して、まだ6番アイアンの距離が残った。ボギーのスタートである。それでも、4番ホールで6メートル。続く5番ホールで1メートルを沈めて連続バーディとし、通算3アンダーパー。「この天気と自分のコンディションなら、60台が出せるかも知れない、と思ったとたんに、
7番ホールで、1メートルもない距離のパットを外してボギー。だめですね。調子に乗りすぎては…」続く8番ホールもボギーとして、流れが少し変わってしまったのだった。
極めつけは11難ホールのボギーだった。フェアウェイからの第2打、9番アイアンのショットが引っかかってしまって結果ボギー。「ここは丁寧にパーを取らなければいけなかったのに…」と悔やむ。けれども、全体的な流れは「悪くないですし、ショット自体の内容は、まだまだだと思いますけれど、自分のゴルフの状態とコースとの摺り合わせは、ちゃんと心得ていますから。まだ半分終わったばかりですから、これから36ホールをどう戦っていくかが鍵ですよ」と表情は明るい。
ところで、水巻選手の奥さんの実家は、京都の亀岡市湯ノ花温泉郷にある老舗旅館「翠泉」で、そこに湯原信光、真板潔、植田浩史、倉本昌弘が宿泊している。植田は、食事どきに水巻から根掘り葉掘りコース攻略を聞き出しているらしい。「いやー、みんな成績いいじゃないですか。嬉しいなぁ」と呉越同舟の結束力?があるのかも知れない。
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