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【欧州シニアツアーで活躍するルアンキットがベストスコアでトップに】 |
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第2日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi/Kentaro Shiba |
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日本シニアオープンは初出場のブーンチュ・ルアンキット。1956年12月6日タイ生まれで54歳。日本より欧州での知名度が高い選手だ。主戦場にしているのは欧州シニアツアーである。しかも今季4勝で賞金王争いでは、シニアの欧米両ツアー賞金王を狙う、あのベルンハルト・ランガーを抑えてトップに立っている。それだけの強豪なのだから、第2ラウンドのベストスコア67をマークして単独トップに躍り出たからといって驚くにはあたらない。
2番(パー3)で5メートルを沈めると、3番ではカップまで35ヤードのアプローチショットをチップインさせて連続バーディ。7番ではまた5メートル、9番でも3メートルの難しいパットを決
めた。不慣れなはずの高麗グリーンをものともしない。様々なグリーン形状、芝生の中で戦う欧州ツアーでの経験が、高麗グリーンに対しても特別な意識を持たせないでいるのだろう。
「鳴尾ゴルフ倶楽部はグリーンが小さいし、パーオンできないこともある。そんなケースでも冷静にプレーできている。この2日間は、ショットのコントロールもうまくいっていて、グリーンに乗せることに集中できている」というルアンキット。つまり、いつもの自分のゴルフができているということだ。
不安材料があるとすれば、台風の影響による雨と風。明日の天気予報を聞いて、ちょっと顔を曇らせた。
「私は、雨も風も好きじゃない。台風がどこかにいってくれればいいんだけどネ」
そういうルアンキットが、今大会では台風の目になっている。
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