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【自らのスタイルを貫く湯原信光が2位タイ】 |
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第3日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi |
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湯原信光の、このコースに対するプレーのスタイルというか、方向性は、第1ラウンドから揺るぎがない。この3日間、ショットを繋いでいくときの『姿勢』は、まったく変わっていないという。それは、自分で決めた攻めのルートに対して、不安を持たない、猜疑心を抱かない、潔く攻めて行くというマインドなのである。例えば、この日のラウンドでいえば、特に後半の4、5ホールではグリーン手前から攻めて行った。それは「もし、ショットで滑って飛びすぎた場合、この高麗グリーンの今日の条件では、グリーン奧へと転がっていく可能性が高いわけですよ。それは絶対に避けたい」
瞬間、感情的に動かされやすいのがゴルフゲームの難しいところだが
、湯原は、言葉は悪いけれど、頑固なまでに自分の想定したプレー態度を貫いている。
第3ラウンドは、69の1アンダーパー。通算2オーバーパーで、2位タイ。
「(今日の1アンダーパーは)できすぎですよ。パープレーでよし、と思っていたんですからね。あとは、明日も自分の決めたゾーン(狙い所)に潔く打てていけるか、だと思っています。ですから、特別なことをしなければならないという状況だけは、避けたいと思っています」
つまり、想定外な状況を起こさないようにしたいということだ。自分の方向性、作戦、姿勢の幅を遙かに超えてしまう状況だけは避けたいということだ。
鳴尾ゴルフ倶楽部は、そういうゴルフゲームをさせてくれるコースだというのだ。
「僕は、ゴルフは、必要な距離を打つゲームだと思っているんですよ。だから、距離による難易度のほかに、コースデザインによる難易度もあるわけで、その意味から言えば、距離が短いから易しいとかの判断は、少し違っていますよね」
あとは、明日、最終ラウンドの18ホールを「同じ攻め方ができれば…」と言った。
優勝争いとしては、上位に個性的な選手たちが、出そろって、1打の行方を見逃せなくなってきた。
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