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【満身創痍ながら4位タイと健闘した湯原信光】 |
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第4日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi |
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火曜日の練習日には、ドライバーショットが220ヤードしか飛ばせなかった。2週間前のぎっくり腰の影響だった。それを「なんとか騙し騙ししながら、本戦に間に合わせた」湯原信光。「うーん、今日の雨と寒さで、やっぱり4番ホールぐらいから痛みだしました。でも、それでも楽しいゲームができたと思います」と言った。
2打差の2位でスタートした湯原は、1番ホールでいきなりボギー。っそして3番ホールでバーディとして取り返したものの、温度が下がり始めた4番ホールで、再びボギーを叩いてしまう。なんとか踏ん張りながら迎えた9番ホールでもボギーとし、前半で2つスコアを落としてしまう。
「ゲームが楽しいから、我慢できたん
ですよ。天候や体調のコンディションが悪くても、最後まで諦めないゲームができたことが、とても良かったと思いますよ」と語る。
この大会、初めてのキャディは、かつて丸山茂樹の専属キャディを務めた杉澤伸章さんと初めて組んだ。「僕のテレビ番組にゲストで出て貰って、そのときに、日本シニアオープンのキャディやってよね、と喋っていたんですよ。本人は、冗談だと思っていたらしく、また電話すると、えっ、ホントですかって(笑)。楽しかったですよ、今週は、彼と組んで…ラウンド中に会話をするじゃないですか、いろいろ。すると単にパッティングのラインがどうとか、攻めるアドバイスとかではなく、ゴルフゲームで、こういうときは、こうだとか話すと、それが通じるわけですよね。ゴルフに対する理解度が深いから、話が合うということかな」と言った。
その杉澤キャディは「初めての選手の場合は、あうんの呼吸というか、何を求めているのか、どういう説明をすれば、選手の琴線に触れるのかということが、通常のキャディなら3、4試合一緒にやらないと、つかめないのだと思います。でも、僕の場合、特に湯原さんの場合は、2日間の練習ラウンドで、すぐに掴めました」と語った。「だから、来週も頼みました(笑)」と名コンビが誕生した。結果的に通算5オーバーパーで終了した湯原は、中嶋常幸、室田淳と並んで4位タイに終わったけれど「ショットの調子もパッティングもかなりいいので、明るい4位です(笑)」と言ってコースを去った。
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