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【トップに迫った室田淳は17番パー4で痛恨のティショット】 |
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第4日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi |
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ここ4年続けて2位の室田淳は、最終ラウンド、それこそ目の色を変えて追撃ムードを高めていた。首位と6打差の通算6オーバーパーからのスタートでアウトを3バーディ・2ボギーの34でハーフターン。そこから10、13番とバーディを加えて、この時点では通算3オーバーパーまで盛り返していた。このとき首位に立っていた最終組の倉本昌弘は12番のグリーンにいた。パーパットを沈めて通算1オーバーパー。室田は、実に2打差にまで詰め寄っていた。逆転でシルバーコレクター卒業か。速報板の数字をにらみつける室田の目が鋭く光る。バーディパットを必死に狙う。15、16番とわずかにショートして決まらない。逆転優勝へのプレッシャーか。
そして迎えた17番パー4。3番ウッドのティショットが大きくフックして左林に飛び込んでいった。ボール地点。前方は木にふさがれていてグリーンはもちろん、フェアウェイに出すのもおぼつかない状況だった。低いショットでグリーンを狙えるポジションに脱出するのが精一杯だった。ラフ。グリーンまでまだ200ヤード近く残っていた。ここからの第3打を9番ウッドで乗せたものの、カップまでは8メートル。2パットのボギーで万事休すとなってしまった。
「なんとかしたかったけど、あそこで終わってしまったね。やれることはやったから、この結果を素直に受け入れるしかない。また、来年に(優勝という)テーマがのこされたな」
今年は4位タイ。ということで、連続2位の珍記録には、ピリオドがうたれた。
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