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【来季のシード入りへ。時松が3位と好スタートを切る】 |
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第1日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi / Y.Watanabe |
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アマチュア時代には、時松源蔵という名前だった。プロ転向して、知り合いの僧侶から名前を変えたほうがいいと勧められて「隆光」と一昨年に改名した。いまでは、珍しいベースボールグリップ。そしてノーグローブ。小柄(167センチ)ながら「しぶとい、しかも、巧みなゲームをする選手だ」と評判の選手だった。川村昌弘や浅地洋佑、佐藤大平、長谷川祥平らと同期である。時松、川村、浅地はプロ転向組である。
その時松は、切羽詰まっていた。この大会も含め、この秋で好成績を残さないと来シーズンのシード権入りを目指してのラストスパートなのである。「ここで1発行きたいので、守るとこ守っていくとこ、攻めるとこと、思い切ってや
りたいと思っています。ともかく、必死にやります」と、意を決していた。というのも、昨年末のQTを11位で通過して得た出場権。今季10試合に出場できて予選通過が、半分の5試合。思うようなプレーができずに秋を迎えてしまったのである。
第1ラウンドは、ノーボギーの5アンダーパー65で単独3位。「ショットはまあまあ良かったです。うまく(ピンそばに)ついたバーディパットが入ってくれました。上出来です。アイアンも悪いなりに、グリーンの幅(左右のブレ)内に飛んでくれているので、大怪我もなくという感じですね。雨でグリーンが柔らかくなっているので、ラフに入っても今日のグリーンなら止まると信じて打ったので、それで助けられました」。
時松に焦りがないわけではない。アマチュア時代に一緒に戦った相手たちが、プロ転向して活躍しているからだ。彼の粘り強さの本領を発揮するのは、こんな窮地からかも知れない。
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