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【佐藤大平の好スコアの裏に松山の助言あり】 |
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第1日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi / Y.Watanabe |
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今年の日本オープンゴルフ選手権の出場選手の中で、東北福祉大学の学生、卒業生(プロを含む)をチェックすると20名が出場している。佐藤大平は、現役の同大学3年生である。10番からスタートした佐藤は、ずっとパープレーで凌いできてようやく17番でバーディ。しかし18番でボギーを叩き、イーブンパーで折り返した。1番で、いきなりボギーと流れの悪い後半のプレーかと思っていたけれど、そこからなんと8ホール中5ホールでバーディをもぎ取った。
「前半、バーディチャンスについていたんですけど、パターがまったく入らず、ずっと我慢のゴルフでした。後半は、逆に、チャンスをものにすることができました」と、嬉しそう、と
いうよりホッとした顔で話した。佐藤は、ナショナルチームもメンバーでもある。2011年台湾アマチュアゴルフ選手権で優勝など活躍している。日本アマでは、昨年は、ベスト8。一昨年はベスト16と着実に実績を上げてきていたのだが、今年はベスト32に留まった。
「実は、先輩の松山(英樹)さんが帰国して、一緒にラウンドしたり、教わったときに『自分(の体)に向いていないスウィングをしているな』と言われたんです。具体的には、体の動きが横(振り、インサイド)になっているので、それを縦(振り)にしたほうがいいんじゃないの?って、それを修正したら、今はしっくりとはまってきました」。
アドバイスは適切だったわけだ。それにしても、後半の猛チャージだ。「はい。今日のゴルフは、自分にとっても自信に繋がりました。自分自身、日本オープンに出られることで、ワクワクしていて、調子も良くなってきたので……本来、こんなにバーディをグイグイ獲りに行けるタイプのゴルフではないんですよ。ですから、狙えるところは狙って、耐えるところはしっかりと耐えてラウンドしたいと思います」。
もちろん目標は、ローアマチュアだけれど、彼の言葉の裏には、全体の順位で上位に食い込みたいという意欲満々の気持ちが伝わって来た。
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