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【2年連続のローアマチュア獲得がかかる小浦は、「15位以内を目標に」】 |
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第3日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi / Y.Watanabe |
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小浦は、今シーズンの自分を振り返って「不甲斐ない」と自分に自責の念を抱いていた。「JGAさんに、海外遠征に行かせてもらっても、いい成績が残せなくて、ほんと、申し訳ないの連続だったんですよ。振り返れば、申し訳ない。大変申し訳ないという結果が多かったので、なんとか報いたいと…」をいい続けた。でも、小浦のその気持ちは、とうぜん後ろ向きではなく、前向きに「それをバネにするんだという気持ちで、この大会に臨みました。僕は、とびきり飛ぶわけでもないし、むしろ理想としている片山晋呉さんのようにオールラウンドプレーヤーを目指しています。特に、アプローチとパッティングで凌ぐゴルフなので…今日は、それがうまくできた
かなと思います」と言った。
通算3オーバーパーでスタート。その1番でいきなりバーディ。2番は、この3日間で最も長い517ヤードのパー4。「2番のボギーは、仕方がないという感じです。むしろ、あそこはまずボギーで上々。パーで上がれば、儲けもの。でも、ダブルボギーだけは避けたい。あわよくばパーで、という気持ちはありましたけど、左に池があるので無理して池に入れてのダボよりは、ボギーで」とマネージメントした。その思い切りが、3、4番のバーディに繋がったのだろうか。
「3番で、グリーン左バンカーから残り20ヤードをチップインしたんです。あれっと思いました。そしたら続く4番でも、カラーからピンまで3~4メートルを沈めたんです。あ、今日は、こういう日なんだ。なんかいけそう、という気持ちになれました」と笑顔を見せた。
前半は31。そして後半は、11番でボギーとしたものの、よく耐えてずっとパープレー。17番では、右から15ヤードをサンドウェッジでチップイン。トータル66。通算1アンダーパーで、18位タイ。アマチュア選手の中では、2位の岡崎錬に4打差をつけて最終ラウンドを迎える。
「ローアマチュアというよりも、むしろ全体で15位以内に入って来年のシード(今大会の出場権)と思っているので、その可能性がでてきたのは嬉しいです。明日も、いつも通り。攻めもせず守りすぎず、調子と様子を見ながらという感じですね」。
その攻守のリズムとバランス、決断の取り方がゴルフゲームでは、難しいのだけれど、この1年間、苦労して積み重ねた経験が、うまく生かされれば小浦の願いが叶うかも知れない。
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