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【ナショナルオープンがいよいよ明日開幕】 |
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大会前
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競技報告:JGA 写真:Y.Watanabe |
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2015年度(第80回)日本オープンゴルフ選手権がいよいよ開幕する。開幕前日の指定練習日は、明日からの本選に向けて日本オープン最長の7,394ヤード・パー72にセッティングされた六甲国際ゴルフ倶楽部・東コースで各選手が練習ラウンドに勤しんだ。80回の歴史の中で5人しか達成していない連覇を狙うのは、池田勇太。今日は、10番から9ホールの練習を終えて、公式会見に臨んだ。
ここ数試合、優勝争いに加わりながらあと一歩で今シーズン2勝目を逃している池田は、「どこかブレーキをかけているつもりはないけれど、行こうと言う気持ちでやっているけどブレーキがかかってしまう。これは技術もあるし、運もある。神様に“君
はまだ実力が足りない」と言われているのかな?」と話すと、「連覇に向けても普通な感じ。チャンスをつかめそうでつかめないでいる。今週はどうなのかな?という感じ。まったくの蚊帳の外かも知れないし、そういうことは意識していないし、いつも通りのゴルフをするだけなのかなと思っています。今は、それしかない」と、あくまで自然体で臨むつもりだ。
昨年大会に続いての日本オープンゴルフ選手権出場となるアダム・スコットは、ただ頂点のみを狙って、再び日本の地を踏んだ。その表れが、エースキャディーのスティーブ・ウィリアムズの起用だろう。2013年のマスターズで喜びを分かち合ったアダム・スコットにとって盟友でもある彼は、世界選抜のメンバーとして戦ったプレジデンツカップではなく、このナショナルオープンで再びタッグを組む。「彼は、自分にとってかけがえのない存在。僕の闘志を掻き立ててくれて、アグレッシブなプレーを要求し、気持ちも盛り上げてくれるんだ」と唯一無二の存在を傍らに、神戸の地を踏んだ。「ナショナルオープンというものは、かけがえのない試合だと思う。その国のゴルフを発展させるために、このフィールドは大切なものです。昨年大会で、素晴らしいギャラリーの皆様に応援を受けて、最高の経験が出来ました。残念ながら、昨年は不本意な成績でしたが、今年は自分のベストシーズンとは言えないですが、昨年より準備も万全ですし、良いフィーリングを得られています。今大会では、良い結果を出せれば」と2度目の参戦で昨年のリベンジを誓う。
プレジデンツカップから、来年から施行されるアンカリングしたストローク方法を禁止する規則に備え、アダム・スコットの代名詞となっていた長尺パターから35インチのパターに持ち替え、「感触としては今のところいいですね。プレジデンツカップでは、最初の2日間はしっくりこなかったけれど、日曜日には良いフィーリングで出来たと思います」と手ごたえを掴んでいる。
「自分が日本オープンに出場することで、日本のゴルフ文化の発展に何らかの貢献が出来ればと思もう」異国の地で、ナショナルオープンを戦う意義をそう明言したアダム・スコット。その心意気をプレーでも見せて、ギャラリーを魅了してくれるだろう。
池田とアダム・スコットの他にも、昨年の賞金王の小田孔明、日本オープンに向けて調子を上げてきた片山晋呉、現在賞金ランキングトップを走る金庚泰らのプロフェッショナルゴルファーに、全米アマチュアゴルフ選手権で日本最高順位のベスト4入りを果たした小西健太、日本アマチュアゴルフ選手権で史上最年少優勝記録を更新した金谷拓実ら将来有望なアマチュアゴルファーも加わり、120名が出場する本選手権。1983年大会で青木功が日本オープン初優勝を果たした六甲国際ゴルフ倶楽部で、再び後世に語り継がれる名勝負が演じられることが期待される。
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