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ディフェンディングチャンピオンとしての出場となる池田勇太の目標は、もちろん大会連覇である。「日本オープンでは、自分にしか権利がないのだから、そこを目指していかないことにははじまらないでしょ」と、熱い思いを口にしている。
歴代優勝者の名前が刻まれている優勝カップ。2年連続で同じ名前が並んでいるのは、1999年、2000年大会の尾崎直道で、それ以降の連覇達成者はいない。
尾崎直道以前となると1990年、1991年大会の中嶋常幸、1988年、1989年大会での尾崎将司の名前が輝いている。池田が憧れる尾崎将司に並ぶ連覇達成者になれるか。
2010年大会以来の2勝目を狙う金庚泰は、大きなチャンスをつかみそうだ。2010年は、このビッグタイトル獲得を機に同年の賞金王の座も韓国人選手として初めて手に入れた。
その後米ツアーにも挑戦したが、飛距離アップを目指してのスウィング改造に失敗。「自分本来のスウィングに戻そうとしたけど、どうやって打っていたのかもわからない状態になってしまった」ということで、スランプ状態に陥ってしまった。
長い低迷になったが、今シーズンは、ようやく“鬼”と称された頃のスウィング、強さを取り戻し、今季4勝で2度目の賞金王に向かって突き進んでいる。
復活した金庚泰、本選手権でも優勝候補のひとりとしてその名前をはずすわけにはいかない。 |
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金庚泰が優勝した2010年大会で2位だったのが藤田寛之だった。「ナショナルオープンには、やっぱり特別な思い入れがある。自分のゴルフをぶつけていって、それがどう評価されるのかをコースにうかがう。そんな気持ちでプレーできるトーナメントなので、真の実力が試される。そこが好きだし、手にしたいタイトルでもある」。全力投入で結果を待つ。藤田は例年通りの心構えで大会に臨む。
2013年大会で終始リードしながら高校の先輩にあたる小林正則に敗れた小田孔明にとっても、日本オープン優勝は常に念頭にある。昨シーズンは初の賞金王の座についたが「なにか忘れ物をしてきたという感じが残った」と口にしていた。日本オープンのタイトル。藤田、小田両選手にとって、重さは想像できるが、実感できていないものということで、その手に掲げるのは悲願になっている。 |
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大会初出場となった昨年大会。アダム・スコットは大勢のギャラリーを引き連れてのラウンドを続けた。
しかし、結果は38位タイ。台風の影響で来日スケジュールが遅れるなど「今回は、準備不足だった」と反省を込めたコメントを残してコースを去った。それだけに2年連続出場となる今大会は真剣みが違う。
リベンジ。今年のスコットには、その言葉がふさわしい。 |
その他の注目選手としては、ツアー選手権歴代優勝者で昨年大会2位タイの小平智、安定した成績を残している宮里優作、若手の勢いを感じさせる片岡大育らの名前を挙げておきたい。
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