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【沖縄の悪夢を振り払え。J・パグンサンはリベンジに燃える】 |
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第1日
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競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe |
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7バーディ・1ボギーで66。J・パグンサンが第1ラウンドのトップに立った。「今日は、ショットもよかったし、パッティングもよかった。キャディーにも助けられた。キャディーが自分のゲームのレベルを上げてくれたことも好スコアをマークできた大きな要因です」
日本オープンといえば、パグンサンには、忘れられない思い出がある。それは、悪夢として、今でも脳裏に焼き付いている。2012年、沖縄で初めて開催された大会でのものだ。最終ラウンドの16番ホールまで、トーナメントリーダーであった。2位には2打差をつけていた。続く17番から悪夢のような出来事が起こる。パー3の17番、ピンは池越えの右奥に立っていた。2打
のリードとなっていたパグンサンは、グリーンセンターを狙ってショットを打ち出した。それが、直後に強まった左からの風に押されて、池の広がる右サイドに。グリーンからの傾斜に落ちたボールは、そのまま池に転がり落ちていった。
続く最終18番ホールはアプロートショットを1.5メートルに寄せたが、このパーパットをはずして先に通算8オーバーパーでホールアウトしていた久保谷健一に初優勝をプレゼントしてしまった。終盤の2ホールだけで3オーバーパー。パグンサンには、痛すぎるできごとであった。
「16番までは、自分でも納得できるプレーができていたし、17番も落下する30ヤード手前まではイメージしたラインに飛んでいっていた。でも突然の強風にあおられて右の池に転がり落ちてしまった。運がなかった。そういうしかない最悪の結果だった」
そう振り返ったパグンサン。思いは、あのときのリベンジである。絶好のスタートを切った今大会こそ、悪夢から解放されることを願っている。
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