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【通算-4で7位タイに浮上のアダム・スコット】 |
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第2日
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競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe |
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連日の70で通算4アンダーパー。アダム・スコットは、安定したスコアで好位置につけている。ゴルフの内容も、2日間、似た流れになっていた。実際のバーディ数よりもチャンスは多く、パットを再三はずして、なおこのスコアにしている。パットが入り出したら、どこまでスコアを伸ばすのか。そんな思いを抱かせる2日間であった。
今回の来日、大会出場にあたって、スコットは“チーム・アダム“のメンバーを帯同してきた。マネジャー、トレーナー、コーチ、もちろんキャディーのスティーブもいる。チームのスタッフで帯同していないのは料理担当だけだという。「日本では、彼がいなくても、美味しいもの、ヘルシーなものを口にできるから
」(スコット)というのが、その理由だ。チームスタッフ帯同は、スコットの本気度も表している。
ゴルフの内容にスコアがともなわないのは、やはりパッティングに課題を抱えているためであろう。長尺パターからレギュラーパターに切り替えるため、何本くらい試したのであろうか。スコットに聞くと「たくさん。正確に数えたことはないけど、ヘッド形状の違うものを何本も試した」とのことだった。そして、長尺パターとレギュラーパターの違いについては、こう語っている。
「レギュラーレングスのパターでは、タッチが異なる。ヒッティングの強弱が微妙で、転がり方もちょっと違うから、ライン読みと設定にもわずかな違いがある。それを調整しなければならない。合ってくるまで我慢強くアジャストしていかなければならないと思っています。ラインの読み方が、まだ甘いので週末はそこを修正していきたい。本調子まで、あとひと息のところまできていると感じている」
練習グリーンでは、2メートルほどの距離をいろいろなラインで打つことをくりかえしている。確かに、感覚を取り戻すまで、あと少しなのだろう。
「明日は前半から良いプレーをして、もっと上位に食い込んでいって最終ラウンドにつなげたい」
じっくり腰を落ち着けた前半2日間のプレーからダッシュ態勢に切り替えるときがきた。
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