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【依然好調なプレーを見せる池田は「僕は上だけしか見ていない」】 |
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第2日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Y.Watanabe |
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8月末のRIZAP KBCオーガスタに優勝した後、1試合開けて、その後4試合連続して優勝争いに加わっている。残念ながら優勝こそ逃しているが、好調の波のままこの大会にやってきた。「ショットのすべての調子がいいわけではないんですよ。ドライバーだって昨日よりは、今日のほうが良くなっているけれど、まだまだだし……でも、アプローチとパットが上手く行っているのが、このスコア、順位を保てている原因かな」と言った。池田勇太は、その豊富なワザやゲームマネージメントを駆使してプレーするタイプだ。だから、言い換えればコースセッティングが巧妙だと、そのゴルフ脳がフル回転してスコアを作り上げることが上手い。感覚派だ。
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「やってみないとわからないでしょう。ヤる前から綿密にプランを立てていたって、ゴルフは、ミスのゲームだし、何が起こるか解らないゲームだから、逆に、動揺する」むしろ、自然体で対峙して、そこで組み立てていくタイプ。「それで今回みたいに第1ラウンドに68が出たら、よし明日は、もうちょっとやってみようって思えばいい。今の僕は、上しか見ていないから、いまよりも上、昨日よりももうちょっと、明日よりも明後日は、またもうちょっと上という気持ちが、モチベーションになっているのだと思う。だから、自分自身で、さあ、今日の池田勇太くんは、どういうゴルフをするのかな、と第3者的に見ているのだと思う」と語った。オンとオフの使い分けが上手い。「そうですね。始まれば油に乗る。気持ちが上がる。でも、それまでは結構、言い方が悪いけれど、あんまり考えていない。ただ試合になると、食い下がっていくぞ、という気持ちになれちゃう」
10番からのスタート。この日もアダム・スコットと同組だ。「それにしても、彼は、ほんとによく飛ばしますねぇ」と感心する。ひとつアダム・スコットから学んだことがあった。「グリーンを外さない。もちろんグリーンをはずすこともあるのだけれど、外れても許されるグリーン(をとりまく)ゾーン内ですね。僕たちは、奥へ行ったりとかあるけれど、そういうミスはしませんね。そこがやはりマスターズに勝ったり、世界ランキング1位になったりするだけの実力者なんでしょう」と語る。
池田は、前半を2バーディ。そして後半は3バーディ・1ボギー。最終ホールとなった9番ホール。4メートルのパーパットが残っていた。「ダメかなぁと思っていたのが入ってくれました。ああいうのが入ってくれると嬉しいね。昨日の最終18番でも、ナイスパーを拾ったしね」
虎視眈々。池田勇太は、池田流に「描いた通り(のスコアと順位)かな」と連続優勝を狙っている。
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