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【「自分を勢いづけるプレーをしたい」明日の巻き返しを誓うアダム・スコット】 |
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第3日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Y.Watanabe |
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ムービング・サタデーと呼ばれる3日目は、いわば72ホール、4日間を「起・承・転・結」と表せば、「転」の日である。攻めて好位置をキープして最終ラウンドに委ねる。アダム・スコットは、その攻めに失敗したといえる。「ティーショットでなかなかフェアウェイをキープすることができませんでした。コースのコンディションは良かったのでがっかりしています。グリーンが早いのでラフに入ると難しい。パッティングのフィーリングは悪くありません。明日はバーディを多くとって楽しいラウンドにしたいと思います」とコメントした。正確無比のアダム・スコット。「グリーンを外しても(パーがとれる)範囲内に留める」と池田勇太がいうショットが
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、この日は、攻めた結果だったか、好転ですに悪転してしまったのである。
「今までの2日間もあまりティーショットは良くありません。フェアウェイが狭いので正確性が必要なのですが、今週はその正確性に欠けています。特に正確性が必要なコースです。ツアーの試合よりもメジャー大会らしい設定になっていると思います」と言い、さらに「技術面の問題は特に挙げられるところはないです。ただラフに入れてしまうとミスする確率が上がってしまいます。それでボギーが増えてしまい、バーディーチャンスも少なくなってしまいました。技術的な面よりも自分を勢いづけていくプレーができていません」と続けた。
しいて言えば、やはりパッティングが起因している。どうしてもラインが読めない。長尺パターとレギュラーサイズとでは、ライン取りが違う。その感覚が見極められていない。ストロークもまばらだ。でも、この日は、そんな悪いパッティングに関してのコメントは、一言も言っていなかった。言えば言い訳になるからだ。言い訳するということは、自分を言っとき慰めるだけで、なんの役にも立たないことを知っているのだろう。
自分を勢いづけてくれるプレー。それこそ、気持ちの良いパッティングができて、バーディを獲ることが最良だ。少なくとも、昨日までの彼のプレーを見ていると、グリーンまでは、完璧。パッティングが、少しでも入れば、とんでもないスコアを出しているはずだ。でも本人からタラレバ話は、もちろん出ない。
小平の62というスコアに関して聞くと「素晴らしいスコアです。ただトッププレーヤーが勢いに乗るとそういうことは起こるので、明日は自分も同じような一日にしていきたい。しっかりフェアウェイキープすればスコアは伸びてきます。59が目標です(笑)」と、それこそ自分を鼓舞してコースを去っていった。
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