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【3日間69を並べた宋永漢が3位浮上】 |
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第3日
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競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe |
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着実にアンダーパーを積み重ねていっているのが宋永漢だ。3日間連続の69で通算9アンダーパー。最終ラウンドを前に、首位の小平智に4打差の3位へと静かに浮上している。韓国でアマチュア時代を過ごし、20歳でプロ転向。2012年に日本のQTに挑戦して出場優先順位59位に入った。そして2013年シーズンは日本と韓国の両ツアーを掛け持ちで出場した。日本での出場は11試合にとどまったが、しっかりとシード権を確保。さらに昨年は自身の最終戦となったカシオワールドオープンで最終ラウンドに68をマークして3位に食い込み、今シーズンへとつなげた。
日本ツアーは未勝利の24歳。179センチ、71のスマートな体形、
そして童顔。活躍度が高まれば人気がでそうな選手だ。ドライバーショットの平均飛距離は263・63ヤード(昨年のデータ)で飛ばし屋ではないが、ステディーなショットで安定したゴルフが持ち味だ。まさに、今年の大会で見せている安定したスコアが宋のゴルフを物語っている。
「3日間同じスコアですが、今日がショット、パットとも一番よかった。ホールロケーションによってホールの難易度は変わってくるので、その調子良さが、そのままスコアに反映されることはないでしょうが、1日3アンダーパーのペースは、自分では上々だと思います」
波の少ないゴルフ。実は、日本オープンゴルフ選手権では、それが最大の決め手になることもある。最終ラウンドのダークホースとして注目していきたい選手だ。
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