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【金谷拓実は、日本アマ優勝に続き、日本オープンも史上最年少記録を更新してのローアマチュア獲得の快挙】 |
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第4日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Y.Watanabe |
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金谷拓実は、清々しい表情だった。確かに最終ラウンドは、76とスコアを崩したものの、ある種の達成感があったからだ。「当初のローアマチュアを獲りたいという目的は、クリアできましたから、嬉しいです。(3日目を終えて)5位タイからこれより上に上がれればという気持ちでいましたけど、今日は、ショットが乱れてしまって、パーオンもあまりできませんでしたし、最終ホールもOBを打ってしまいましたし……18番は、ティーショットがずっと悪かったので、ちょっと気持ちを入れすぎてしまってのOBです。それにアイアンも昨日からキャリーがでてしまってオーバーすることが多かったです」と言った。
それもこれも気が付かないうち
にプレッシャーの渦の中に紛れ込んでいたからだろう。「3日目、最終組で回る経験ができて、プレッシャーを感じ、精神的にプレーに影響が出ることも解りました。課題は、そういう情況の中でも、ショットを乱さないで冷静な気持ちでスウィングができるように練習していきたいと思います」彼のコメントは、いつも前向きである。今年、日本アマチュア選手権のタイトルを獲り、日本オープンでもローアマチュアに輝いた。日本オープン80回(日本アマ100回)の歴史の中で、金谷は9人目の快挙である。赤星四郎・六郎兄弟。鍋島直泰、佐藤義一の戦前の名手。戦後は、中部銀次郎、入江勉。近年では、川岸良兼、宮里優作の次に、その名前が刻まれる。
日本アマは、目標。日本オープンのローアマチュアは、憧れだと金谷は言った。そのいずれのタイトルも史上最年少記録を更新しての獲得だ。
これから追われる立場になったのでは? という質問に「まだ目指すところは上なので、まだまだ追われるということはありません」と、最後まで前向き。金谷は、月曜日には、ドバイに旅立ち「ノムラカップ」に日本代表のひとりとして参加する。
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