2023年度(第56回)日本女子オープンゴルフ選手権競技
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Championship Reports
競技報告
【古江彩佳が復調気配。浮上のカギはパッティングにあり】
第2日 競技報告:小関洋一    写真:Y.Watanabe / Y. Kawatani
昨年から米ツアーを主戦場とする古江彩佳。今大会に向けて2週前に帰国して国内ツアーに出場。その試合は1打及ばず、最終ラウンドに進めなかった。足りなかったのは、日本の芝に十分に慣れるだけのラウンド数。そこで、休養に当てた先週は地元(兵庫県)のコースに出て、日本の芝に慣れることに重点を置いた。

そして、迎えた今週。ショット、パットの満足度を問われると、「ぼちぼち、よりもいい状態かな。(点数を付けるとすれば)80点近くはつけられると思います」。
2週前は50~60点くらいだったというから、確かな上り調子にある。それだけに、60台を連発する選手がいるなか、2日連続の70は満足できる出来ではないだ
ろう。
「17番(パー3)の3パットのボギーはちょっと悔しいんですけど、次のホールですぐに取り戻すことができたので、ここまでは上手くできていると思います。とりあえず4日間、プレーできるので」とにっこり。現状は、虎視眈々とチャンスを狙っている段階だろうか。

残り2ラウンド。優勝を狙っていけるよう、攻めのゴルフができるよう頑張りたいと語る古江。そのカギは、やはりパッティング。
「パターを打ち切ることができないホールが数ホールあった。ほとんどのホールでカップをオーバーするくらい、自信をもって打ち切ることができれば」。リンクスコースを舞台に行われた昨年のスコットランド女子オープンで、最終ラウンドに10バーディ・ノーボギーの62をマーク。大逆転で米ツアー初優勝を遂げた古江。ムービングデーの明日、ここ芦原ゴルフクラブ・海コースで爆発的なスコアを出しても誰も驚かない。



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