第56回日本女子オープンゴルフ選手権、第3ラウンドの7番ホールにて、ペ・ソンウ選手のティショットがカップの縁にくい込んだ際のルーリングについて、詳細に説明します。
【事実】
ストロークした球がホールの側面にくい込んだ。
【裁定】
球がホールの内側の側面にくい込み、その球のすべての部分がパッティンググリーン面より下にない場合、その球はホールに入ったことにはならない(定義詳説 ホールに入る/1)。
この場合、球をマークして拾い上げ、そのボールマークを修復し、球を元の箇所にリプレースすることになる(規則13.1c(2))。
リプレースした球が止まらない場合、再度試し、それでも球が止まらない場合、ホールに近づかず、球が止まる最も近い箇所にリプレースしなければならない(規則14.2e)。
チーフルールズディレクター 市村 元
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